独自の防災情報アプリ、配信スタート

６日まで市役所に相談窓口−延岡市

　延岡市は独自の防災情報アプリ「防災のべおか」を作り、１日から配信を始めた。６日まで、同アプリに関する相談窓口を市役所１階市民スペースに開設し、ダウンロードや操作方法などについて相談を受けている。開設時間は午前９時から午後４時まで。

　同アプリは、災害時に市民が情報を入手し、「自分の命を守るため、自らの判断による行動」の実践を支援する目的で作った。市が配信する避難情報などを文字データと音声データで確認でき、アプリを起動していない時でも音声を強制的に再生することができる。

　また、地図上で洪水や津波浸水想定区域、指定緊急避難場所を重ね合わせて表示でき、自分が住む地域の災害リスクを確認することができる。地図上で現在地から避難場所までの距離、移動時間の検索が可能で、避難場所の混雑状況を確認することもできる。

　アプリには、あらかじめ防災に関するリンク集を設けてあり、検索をしなくてもリンク集から直接サイトを閲覧することができる。例えば、気象庁が提供している同市の防災情報や、国交省が提供している「川の防災情報」など。トップページからはＮＴＴ東日本、同西日本が提供する災害用伝言板（ＷＥＢ１７１）にアクセスができるほか、同市の「わが家の防災ハンドブック」を見ることもできる。

　アンドロイド端末は「ＧｏｏｇｌｅＰｌａｙ（グーグルプレー）」から、アイフォーン（ｉＯＳ端末）は「ＡｐｐＳｔｏｒｅ（アップストア）」から、それぞれアプリをダウンロードできる（無料）。利用にかかる通信料は各自負担。

　問い合わせは市危機管理課（電話延岡２２・７０７７）まで。