延岡ＬＣ−えんキッズへ電波時計

結成６０周年記念−直径７０センチ、大きな文字盤

　延岡ライオンズクラブ（延岡ＬＣ、工藤聖也会長、４４人）は６日、結成６０周年記念事業として、同市松山町の市子育て支援総合拠点施設「えんキッズ」に壁掛け型電波時計を贈った。会員約２０人と読谷山洋司市長、施設を運営する社会福祉法人すこやか福祉会の木本宗雄理事長らが出席し、現地で贈呈式があった。

　式では、結成６０周年記念式典の山口耕二実行委員長が「記念事業は地域発展への貢献が目的。有意義に活用してほしい」とあいさつ。続いて工藤会長、山口実行委員長、読谷山市長、木本理事長が同時に紅白のひもを引っ張って除幕、時計を覆った白い幕が外れると出席者から大きな拍手が贈られた。

　時計は、施設南側にある出入り口の中央上部に設置。直径７０センチ、園庭などから時間が確認できる大きな文字盤が特長で、「寄贈・延岡ライオンズクラブ結成６０周年記念」と印字されている。

　読谷山市長は「時計の姿は、子どもたちの思い出として末永く記憶に残る。有効に活用します」と感謝した。

　延岡ＬＣは１９６０年１２月、宮崎ライオンズクラブをスポンサークラブに県内４番目のライオンズクラブとして結成。献血運動や検眼献腎登録運動、福祉施設への助成、環境保護活動、青少年育成事業などさまざまな地域貢献活動を続けている。

　６０周年記念式典は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、規模を縮小して１７日に特別例会として開催する。記念事業としてこれまで、３月に延岡市野田町の五ケ瀬川右岸堤防（愛称コノハナロード）に河津桜を植樹、４月には同市北川町上祝子にヤマメの稚魚を放流している。今後も１７日の特別例会で、日本赤十字社県支部延岡市地区に寄付金を贈る予定という。