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旬鮮食材・青ウメ−悩みは赤シソの品薄高

本紙掲載日:2021-06-08
4面
延岡市北方町産の青ウメ

 今が旬の青ウメが延岡市内や西臼杵から届いている。だが、青ウメが豊富な一方で、梅干しを漬けるのに不可欠な赤シソが品薄高の状態。買受人の1人は「シソは例年の三倍ほど」と厳しい表情で話す。豊富に出回るのを待つか、漬ける量を減らすか、毎年梅干しを漬ける人にとっては悩ましいかもしれない。

 梅酒にするなら、青ウメ1〜1・2キロを水洗いした後によく拭いてヘタを取る。アルコール度数35度のホワイトリカー1・8リットル、氷砂糖500グラムを用意して、よく洗った4リットルほどの広口容器に、青ウメと氷砂糖を3分の1ずつ交互に入れて、ホワイトリカーを注ぎ、ふたを閉める。冷暗所で保存し、色が琥珀色に変わったら飲みごろ。

 梅ジュースにするなら、青ウメ1キロに氷砂糖300グラム、酢4合を用意する。ウメはよく洗って冷凍庫で凍らせ、広口容器にウメ、氷砂糖、酢を入れて冷蔵庫で1カ月ほど寝かせれば完成。

 生の青ウメは糖と青酸が結合した「青酸配糖体」という物質を含んでいる。人体に入ると目まいや呼吸困難を引き起こす可能性があるため注意が必要だ。

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