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延岡市立西階幼と南方小

本紙掲載日:2021-06-21
6面
協力しながら苗を植える園児と児童

イモの苗、一緒に植える

 延岡市立西階幼稚園(穴井誠二園長)の園児37人と、隣接する市立南方小学校(柳瀬智文校長、676人)の5年生110人は18日、近くの畑でイモの苗植え体験を行い、「ベニハルカ」の苗350本を手植えした。

 園児・児童の交流と食育を目的に毎年行っており、15年目。畑は、同幼稚園と小学校の評議員で、農業を営む甲斐俊行さん(76)が無償で提供しており、254平方メートルの広さ。

 子どもたちは腰を下ろし、黒いマルチシートの穴が開いた部分に、一本一本丁寧に苗を植えていった。園児たちを優しくサポートする上級生の姿も多く見られ、30分ほどですべての苗を植え終わった。

 幼稚園の牧野心咲ちゃん(5)は「楽しかった。大きくなったイモは焼いて食べたい」と感想。

 指導した甲斐さんは「実際に触れたり、手を入れたりしたことで、土に親しみを感じてもらえたと思う」と、目を細めていた。

 収穫は10月を予定している。イモ掘りも例年合同で行い、各家庭に持ち帰るという。

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