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後迫さんらを知事表彰

本紙掲載日:2021-06-28
3面
表彰を受ける後迫さん(県庁)

看護の日−九保大総合医療専門学校の校長

 「看護の日」を記念した県知事表彰式がこのほど、県庁で開かれた。看護業務に長年携わり、多大な貢献があったとして、学校法人順正学園九州保健福祉大学総合医療専門学校(宮崎市)校長の後迫和子さん(63)ら県内3人を表彰した。

 高齢化社会を迎え看護への要請が高まる中、業務への長年の貢献をたたえるため、近代看護を築いたナイチンゲールの誕生日に由来する「看護の日」(5月12日)に表彰している。今年は新型コロナウイルス感染症の影響で延期していた。

 受賞者は、後迫さんと日南市の病院勤務の山中ゆかりさん(56)、宮崎市内の訪問看護ステーションの坂本郁代さん(54)。河野知事が「新型コロナ対応のみならず、命と健康を守る看護師の仕事の大切さを実感している」とねぎらった。

 後迫さんは、約38年間にわたり看護教育に尽力。現在は同専門学校校長として、看護学生の育成や後進の教育を行う。また、県が看護協会に委託する実習指導者講習会の講師を務め、県内の実習受け入れ施設の指導者育成などにも貢献している。

 表彰式後、後迫さんは「学校を卒業する時に『本当に看護師になって良かった』と言ってくれる学生を育てていきたい。今後も看護教育に携わっていきたい」などと話していた。

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