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「キネマの神様」7月17日、日向で先行上映会

本紙掲載日:2021-06-28
6面

山田洋次監督の舞台あいさつも

◆前売り券、3日発売

 映画監督の山田洋次氏を敬愛する日向市民でつくる山田会(和田康之代表)は、同監督の最新作「キネマの神様」が8月6日に全国公開されるのに先立ち、市制施行70周年記念日向市特別先行上映会を7月17日、同市中町の市文化交流センター大ホールで開く。前売り鑑賞券を7月3日に発売する。

 先行上映会では、山田監督の舞台あいさつも予定されている。同会の呼び掛けに応えての同監督の来市は、2019年11月16日の映画「男はつらいよお帰り寅さん」日向市特別先行上映会から1年半ぶり18回目となる。

 新型コロナウイルス感染防止のため、入場定員を半数(約600人)に制限し、午前と午後の2回に分けて上映する。1回目は午前9時30分開場、10時上映。2回目は午後1時30分開場、2時上映。山田監督の舞台あいさつは、1回目が上映後、2回目は上映前に行われる。

 当初は3月21日に先行上映会の開催を予定していたが、コロナ禍で完全に安全な状態で開催することは困難と判断、2月にいったん「中止・延期」を決定。

 その後、配給元の松竹と再度調整。開催日を決めたものの、5月に県独自の緊急事態宣言が発出されるなど、予断を許さない状況となり、日程のぎりぎりまで関係機関と検討を重ねていた。

 同映画は、原田マハ氏の同名小説が原作。沢田研二さんと菅田将暉さんのダブル主演。当初は、映画初主演の志村けんさんと菅田さんの予定だったが、志村さんの新型コロナウイルス感染が判明し、出演を辞退、その後亡くなったため、志村さんと親交の深かった沢田さんが遺志を継ぎ、代役に決まった。

 前売り鑑賞券は全席指定で1500円(税込み)。販売所は日向市文化交流センター、門川町総合文化会館、延岡総合文化センター。

 郵便局備え付けの郵便振替用紙での郵送販売も受け付ける。2回ある上映会のうち、1回目(午前)か2回目(午後)かを、通信欄に必ず記入して、前売り券代と送料84円を7月2日までに振り込む。例えば2枚申し込む場合は「1500円×2枚+84円」で3084円となる。口座番号は「01990―6―29087」。加入者名は「山田会事務局」。券の発送は7月上旬の予定。座席は主催者が決める。

 問い合わせは、日向市文化交流センター(電話日向54・6111)まで。

           ▽          ▽

 山田監督が山田会ホームページに寄せたメッセージと映画のあらすじは次の通り。

【メッセージ】
映画は、スクリーンに映る影です。その影を見て、ぼくたちは笑い、泣き、そして感動します。
劇場をあとにして、家路につきながら、今見たその影を想(おも)い出して思わずほほえみたくなるような、また、明日(あす)への希望を抱けるような、そんな映画をつくりたいというのは、ぼくたちスタッフの願いです。
そんな想いを込めた映画づくりも、映画を見ることさえもままならなくなった2020年、たった数カ月で世界が一変してしまいました。
全く未経験の撮影を強いられるなど多くの制約があるなか、映画をこよなく愛するスタッフ、キャストが心を一つにして、懸命に、新作「キネマの神様」をつくりあげました。
「キネマの神様」は、松竹映画百年史に燦然(さんぜん)と輝く名作を世に送った小津安二郎監督をはじめ、エンドロールに名を連ねた全ての映画人、そして映画への賛歌です。
この映画が、今を懸命に生きる人のエールになれば、監督として、これ以上の喜びはありません。
そして、日向の皆さんと一緒に見ることを、いつにも増してとても楽しみにしています。
                   2020年12月25日 山田洋次

【あらすじ】
ゴウ(沢田研二)は妻の淑子(宮本信子)と娘の歩(寺島しのぶ)にも見放されたダメ親父。そんな彼にも、たった一つだけ愛してやまないものがあった。それは「映画」……。
行きつけの名画座の館主・テラシン(小林稔侍)とゴウは、かつて映画の撮影所で働く仲間だった。若き日のゴウ(菅田将暉)は助監督として、映写技師のテラシン(野田洋次郎)をはじめ、名監督やスター俳優、撮影所近くの食堂の娘・淑子(永野芽郁)に囲まれながら夢を追い求め、青春を駆け抜けていた。
しかしゴウは初監督作品の撮影初日に転落事故で大けがをし、その作品は幻となってしまう。ゴウは撮影所を辞めて田舎に帰り、淑子は周囲の反対を押し切ってゴウを追い掛けていった……。
あれから約50年。歩の息子の勇太(前田旺志郎)が、古びた映画の脚本を手に取る。作品のタイトルは、「キネマの神様」。それはゴウが初監督の時、撮影を放棄した作品だった。ゴウは再び自身の作品に向き合う中で、忘れかけていた夢や青春を取り戻してゆく。
これは、〃映画の神様〃を信じ続けた男の人生とともに紡がれる愛と友情、そして家族の物語。

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