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市長に嘆願書経営逼迫訴え

本紙掲載日:2021-06-30
1面
読谷山市長に嘆願書を提出する山田支部長

独自の支援策を−延岡市内のホテル旅館業

 新型コロナウイルス感染拡大や緊急事態宣言などの影響で人の流れが止まり、経営がひっ迫しているとして、県ホテル旅館生活衛生同業組合延岡支部(山田圭吾支部長)は29日、読谷山洋司市長にホテル・旅館への支援策を求める嘆願書を提出した。

 嘆願書では、多くの宿泊施設の売上額が半分以下となり、経営が持続できない深刻な問題を抱えている現状を説明。日向市や長崎県佐世保市で宿泊事業者に対する独自の支援策が行われている事例を挙げ、7月末までに両市と同じ方法による支援給付金の実施を求めた。

 市役所を訪れた山田支部長は「この1年間で苦しい状態が続いている。直接的な支援を考えていただければ」と要望。読谷山市長は「経済のさまざまな分野の状況を見ながら、どのような対応ができるか検討させていただきたい」と述べた。同支部は市議会の本部仁俊議長にも嘆願書を提出した。

 同支部によると、20年の売り上げはコロナ禍前の2019年と比べ全体で平均56・7%。21年に入っても月別で19年の同じ月を下回る厳しい状況が続いている。

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