市町村長へ総理メッセージ

本紙掲載日：2021-07-02

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総理大臣メッセージを伝達した松﨑会長（中央）ら延岡地区保護司会、同地区更生保護女性会のメンバーと読谷山市長

総理大臣メッセージを伝達した日向地区保護司会の黒木会長（右から３人目）ら

総理大臣メッセージを甲斐宗之町長（中央右）に手渡す高千穂地区保護司会高千穂支部の廣末支部長ら＝いずれも撮影時のみマスクを外しています＝

「社会を明るくする運動」強調月間

◆県北３地区－保護司会が伝達

　法務省主唱の「社会を明るくする運動」強調月間に合わせ、県北３地区の保護司会は１日、それぞれ市役所や町村役場に首長を訪ね、犯罪や非行防止、更生活動への理解と支援を求める菅義偉内閣総理大臣からのメッセージを伝達した。

　同運動は犯罪や非行の防止と、犯罪や非行をした人たちの更生について理解を深め、安全で安心な地域社会を築くための全国的な運動で、１９５１年のスタートから７１回目を迎えた。また、今月は再犯防止啓発月間にも定められている。

◆絆とコミュニティーが大切－延岡地区

　延岡市役所には、延岡地区保護司会と同地区更生保護女性会から計６人が訪問。保護司会の松﨑哲也会長は読谷山洋司市長へ、「新型コロナウイルスとの闘いが続く中で、望まない孤独や社会的孤立など困難を克服していくためには、人と人との絆やコミュニティーの存在が大切であると強く感じている」とのメッセージを伝えた。

　「犯罪のない明るい地域社会づくりに取り組む決意の印である『幸福（しあわせ）の黄色い羽根』の下、ご協力をお願いします」との申し入れに対し、読谷山市長は「さらに理解を深め、多くの人が希望の持てる延岡づくりに努めてまいります」と決意表明。コロナ禍の中で活動に尽力する保護司らに感謝と敬意を表した。

　なお、延岡地区保護司会門川支部（吉田博之支部長）と門川更生保護女性会（黒木田鶴子会長）も門川町役場を訪問。「立ち直りを地域で支えよう」と呼び掛けるメッセージを安田修町長に伝達した。

◆再犯防止、立ち直り「地域の支え必要」－日向地区

　日向市への伝達式は市役所であり、日向地区保護司会の黒木久典会長、落合千里副会長、日向支部の谷山ヒトミ支部長ら６人が訪問。黒木会長がメッセージを読み上げ、十屋幸平市長に手渡した。

　これを受け、十屋市長は日頃の活動に謝意を示し、「犯罪、非行の防止、立ち直りを進めていくことが事件、事故がなくなる第一歩。市も保護司会の皆さんと連携を深め、市民に活動を理解していただきながら安全、安心なまちづくりに努めていきたい」とあいさつした。

　黒木会長は「犯罪件数は減少しているが、再犯件数は増加傾向にある。再犯の防止、立ち直りのためには地域の支えが必要。就職活動など市、市民の協力をお願いしたい」と話した。

◆町長「活動を知ってもらえるよう協力」－高千穂地区

　高千穂地区保護司会（谷川秀憲会長）は、各支部長がそれぞれ高千穂町、日之影町、五ケ瀬町を訪問した。

　このうち、高千穂町への伝達式には谷川会長、高千穂支部の廣末弥壽雄支部長、西臼杵地区更生保護女性会の役員ら５人が出席。廣末支部長がメッセージを読み上げて甲斐宗之町長に手渡した。

　甲斐町長は、保護司会や同女性会の活動に感謝し、「皆さんの活動を知ってもらえるように広報し、町としても安全、安心なまちづくりに協力していきたい」と話した。