国文祭・芸文祭、３日開幕－分野別フェスティバル

本紙掲載日：2021-07-02

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■延岡市
【日本舞踊で舞う～神話の源流】
８月１日午後２時から総合文化センター。同市出身の花柳達真さん演出による〃日本舞踊ミュージカル〃とでも言うべき新感覚エンターテインメント。「天翔（あまかけ）る神々高天原物語」を初上演。無料。整理券が必要。延岡日本舞踊協会℡延岡３１・１７４２。

【こどもの文化の祭典】
子どもたちがさまざまな文化活動に参加・体験したり、発表したりする催し。いずれも無料。
▽参加できる催し（カルチャープラザ会場）＝大学教授の化石教室（今月２４日）、理科読（同３１日）、マイバッグ作り（８月７、２１、２８日）、工作の森（同８日）、よるのとしょかん（同７日、９月４日）、朗読会（８月２２日）。同市社会教育課℡延岡２２・７０３２、市立図書館℡延岡３２・３０５８。

▽舞台発表、作品展示会、おもちゃ広場、華道・茶道の体験＝８月２８、２９日、総合文化センター。同市文化連盟℡延岡３１・０８８７。

【人形劇まつり２０２０】
会場は総合文化センター。プロの人形劇団クラルテと、プロに指導を受けたアマチュアが、人形劇作品を披露する。のべおか風と土の学校℡０９０・１５１８・４７６５。

▽クラルテによる長編大作人形劇「はてしない物語」＝８月２０日午後６時３０分、同２１日午後３時からの２回公演。大人３０００円、４歳以上高校生まで１５００円。４歳未満は入場できない。

▽クラルテとアマチュアによる人形劇とワークショップ＝８月２１日午前１０時から。クラルテ公演は大人１５００円、高校生以下１０００円。アマチュア公演は大人５００円、高校生以下３００円。ともに３歳未満無料。ワークショップ５００円。

【のべおか「キルトの世界」展】
９月５～１２日、総合文化センター。宮崎をテーマに公募したキルト作品を展示する。初日午後１時３０分からは、キルト作家小関鈴子氏による講演会。ともに無料。同展実行委℡延岡３２・０２２２。

【オペラガラコンサートｉｎＮＯＢＥＯＫＡ】
９月１２日午後２時から延岡総合文化センター。県内在住・出身の声楽家、延岡フィルによる演奏会。前売り指定席３５００円、自由席２５００円、学生自由席１０００円。ひむかオペラの会℡０８０・８９０１・６３７１。

【延岡市美術展覧会７０回記念特別展】
８月４日～１０月１７日、エンクロス。市美展の優秀作品に広く親しんでもらうため、エンクロスに展示する。無料。国文祭・芸文祭同市実行委℡延岡２０・５５５３。

【若山牧水顕彰作品展】
９月１５～１９日、総合文化センター。牧水の歌をテーマに、主に地域の子どもたちが制作した絵画や書などの美術作品を展示する。無料。国文祭・芸文祭同市実行委℡延岡２０・５５５３。

【延ＪＯＹパラ・アート展】
９月１９～２６日、カルチャープラザ。市内の障害者施設で利用者が講師と一緒に制作した作品を展示する。初日午前１０時からは、書道家・金澤翔子氏の書道パフォーマンスを行う。無料。障がい者にやさしいまちづくり実行委℡延岡２２・７０５９。

【のべおか出逢いの茶会】
３流派が、各イベント会場で茶道の無料体験を提供する。延岡茶道連盟℡０９０・３０７０・５２７１。
▽表千家＝８月１日「日本舞踊で舞う」会場
▽大日本茶道学会＝９月１９日「延ＪＯＹ・パラ・アート展」会場
▽こども向け体験＝８月２８、２９日「こどもの文化の祭典」会場
▽裏千家＝１０月３日「のべおか２０２０〃太鼓の響き〃」会場

【のべおか２０２０「太鼓の響き」】
１０月３日午前１０時から総合文化センター。九州、四国、中国地方の１６県から特色ある太鼓チームを招き、地元と合わせて２０団体が出演。さらに、プロの「鼓童」が特別出演。一般１０００円、幼児無料。ひむか太鼓連盟℡０８０・１７０３・５４０１。

【いけばな小原流「のべおか秋色のおもてなし」】
▽迎花展示＝今月３日～１０月１７日、エンクロス。無料。
▽小原流研究院講師「松浦良則氏」ライブパフォーマンス＝１０月３日午後０時３０分、エンシティホテル延岡。無料。整理券が必要。同市華道連盟℡０９０・４４８３・８０８８。

【のべおか天下一薪能】
▽振り返る〃天下一薪能〃展＝１０月２～１０日、市民協働まちづくりセンター。無料。

▽のべおか天下一薪能＝１０月９日午後５時３０分から延岡城跡城山公園。ＳＳ席１万円、Ｓ席８０００円、Ａ席５０００円。のべおか天下一市民交流機構℡延岡３３・０２４８。

▽能舞台と石垣コンサート＝１０月１０日午後１時３０分から延岡城跡城山公園。無料。

▽延岡市史編さん記念「春風亭昇太師匠お城の魅力を語る春風亭昇太師匠と千田嘉博教授トークショー」＝１０月７日午後６時３０分、総合文化センター。５００円。同市文化課℡延岡２２・７０４７。

【～古（いにしえ）の歴史を伝える〃かぐら〃の祭典～城山かぐらまつり】
１０月１７日午前１０時から延岡城跡城山公園。市内の山、海、里の神楽が一堂に集結。また、延岡の荒平神楽、諸塚の戸下神楽と南川神楽、美郷町の若宮神楽、日向市の羽坂神楽を特別披露。無料。城山神楽祭実行委℡延岡２２・７０４７。

【「おいしいのべおか」〃食〃探訪】
今月１０日、８月２１日、９月１１日、１０月９日。市内一円、島浦クルージング、道の駅北浦など。有料。同市観光戦略課℡延岡３４・７８３３。

【国民文化祭・ベートーベン生誕２５０周年記念のべおか「第九」演奏会】
１０月１６日午後５時３０分から延岡総合文化センター。同市出身の山脇幸人氏指揮、延岡フィル、のべおか「第九」を歌う会による演奏会。指定席４０００円、一般自由席３０００円、学生自由席１５００円。歌う会事務局℡０８０・２３９７・３６８４。

【宮崎県北日向神話「出逢（あ）いの聖地のべおか」巡り】
▽神話勉強会バスツアー＝１０月２日。古代史研究家の宮﨑照雄さんを講師に迎える。有料。延岡観光協会℡延岡２９・２１５５。

▽愛宕山（笠沙山）展望台「出逢いに至る」パネル展示＝今月３日～１０月１７日

▽神話の光アート展＝大会期間中の１カ月間、同山展望台付近で開催。

▽日向神話スポット案内＝期間中随時、エンクロスで。延岡市や高千穂町などの神話スポットを検索できるデジタル端末を設置。同市観光戦略課℡延岡３４・７８３３。

【はっぴぃロックフェス】
１０月１７日午前１０時からエンクロスおよび延岡駅。１０～２０代を中心とした市民参加による音楽フェスティバル。無料。同フェス実行委℡延岡２０・３９００。

■日向市
【日向のお国自慢大集合！展】
今月７～２５日、市中央公民館。日向に関係するものをテーマに公募した絵画、写真、書、パッチワークなどの各種作品を一堂に展示。無料。同公民館℡日向５３・６８６７。

【お船出ものがたり異聞～いざ！東へ】
８月８日午後３時から文化交流センター。総合プロデューサーに時広真吾氏、特別ゲストにバイオリニストの古澤巖氏を迎え、美々津に伝わる神武天皇のお船出伝説を演劇化。前売り２０００円、当日２５００円。日向文化振興事業団℡日向５４・６１１１。

【刀匠松葉國正刀剣展】
▽展示＝８月２８日～９月５日、文化交流センター。無料。

▽刀匠と漫画家かまたきみこ氏らの講演会＝８月２９日午後２時から、市中央公民館。無料。日向文化振興事業団℡日向５４・６１１１。

【ひむかの国こども落語チャンピオン大会】
１０月３日午後２時から文化交流センター。同市で毎年行われる「こども落語大会」の歴代チャンピオン級の実力者たちによる大会。無料。日向文化振興事業団℡日向５４・６１１１。

【日向の高校学習成果展】
９月１日～１０月１５日、日向市駅ステーションギャラリー。日向工業高、富島高、日向高、日向ひまわり支援学校の生徒が制作した立体作品、美術作品、研究成果などを展示する。無料。同市市街地整備課℡日向６６・１０３３。

【日向日向（ひゅうがひなた）散歩】
１０月３日午前８時３０分から。日向市役所を発着し、バスで若山牧水記念文学館、牧水生家、美々津伝統的建造物群保存地区などを巡る。２０００円。ハッコートラベル℡日向５２・８００１、国文祭・芸文祭同市実行委℡日向６６・１０３８（スポーツ・文化振興課）。

【九州ウミガメサミットｉｎ日向】
ウミガメ研究者による講演会、研究発表、パネル展。いずれも無料。国文祭・芸文祭同市実行委℡日向６６・１０３６（文化財係）。

▽展示＝１０月９～１７日、日向市役所。

▽サミット＝１０月１６日午後１時３０分から文化交流センター。

【日向はまぐり碁石まつり】
▽囲碁サミット＝９月１８日午後１時からホテルベルフォート日向。無料。

▽囲碁大会＝９月１９日午前９時から文化交流センター。見学無料、出場有料。同市商工港湾課℡日向６６・１０２５。

【牧水・短歌甲子園】
全国の高校生が自作短歌に込めた思いをぶつけ合う。歌人の伊藤一彦氏、俵万智氏ら審査員の解説も聞きどころ。８月２１日午前９時２０分から予選、同２２日午前９時から準決勝、決勝。中央公民館。無料。同市教委スポーツ・文化振興課℡日向６６・１０３８。

■門川町
【障がいのある人もない人も楽しめる舞台かどがわハートフルシアター＆障がい者アート展】
▽ハートフルシアター＝１０月１７日午前１０時から町総合文化会館。ピアノ、ダンス、映像とのコラボレーションによる、ゲストと来場者も楽しめる創作舞台公演。５００円。同町実行委℡門川６３・１１４０。

▽アート展＝今月３日～１０月１７日、クリエイティブセンター門川ほか。町内外の各障害者施設で制作された作品を展示。無料。

【神楽と民謡うたまつり】
９月１９日、総合文化会館。島根県石見神楽や門川神楽の演舞、県内民謡や九州民謡全国大会の優勝者らが出演。奄美島唄の披露もある。第１部の「九州民謡うたまつり」は午後１時開演、一般２０００円、高校生以下５００円。第２部の「神楽まつり」は同４時開演、５００円。同町実行委℡門川６３・１１４０。

【ドライフーズサミット】
９月１９日午前９時から総合文化会館交流広場。門川の食文化・ドライフーズ（干物）の歴史、メカニズムについて学べる催し。無料。同町実行委℡門川６３・１１４０。

■高千穂町
【きままに高千穂さるこっ！】
１０月１６日予定。神都高千穂に古くから伝わる神話にちなんだ史跡などを巡るツアー。有料。同町実行委℡高千穂７３・１２０５。

【神話の源流高千穂夜神楽御祭】
１０月１７日午前９時から、町武道館。町内のさまざまな地域の神楽の舞を披露。隣接施設には神楽の体験・展示コーナーを設置。無料。同町実行委℡高千穂７３・１２０５。

■日之影町
【日之影町伝統芸能フェスティバル】
１０月１６日午前９時から、癒しの森運動公園。大人歌舞伎、日之影神楽、深角団七踊りなどの公演。また、伝統工芸作品展・障がい者作品展を１０月１０～１５日に道の駅青雲橋、同１６、１７日に町民多目的ホールで開催。無料。同町実行委℡日之影８７・３８０７。

■五ケ瀬町
【風流（ふりゅう）ごかせフェスタ】
１０月１０日午前９時から町総合公園「Ｇ－パーク」。着飾った人々が太鼓、笛、歌に合わせて華やかに踊る民俗芸能「風流」を紹介。無料。同町実行委℡五ケ瀬８２・１７１０。

■美郷町
【森林文化サミット】
９月１８日午後２時から石峠レイクランド。宮崎民俗学会の地村光広氏による記念講演、美郷町の歴史・伝統・文化を紹介するパネル展、県無形民俗文化財「備長炭製炭」の紹介、美々川音楽祭（ゲスト＝アルケミスト、真北聖子さん）など。無料。同町実行委℡美郷６６・３６０８。

■諸塚村
【もろつかの短歌と写真展】
今月１７日～９月４日、村役場など村内各所とホームページで。無料。同村実行委℡諸塚６５・００７２。

■椎葉村
【椎葉民俗芸能博物館特別展「椎葉神楽の世界」】
８月３日～１０月１７日、同博物館。椎葉神楽に用いられる面、幣、衣装などを特別展示。無料。同村実行委℡椎葉６７・２８５０。

■木城町
【百済王族物語「千年王国」】
８月２９日午後１時３０分からと同６時３０分からの２回、町総合交流センター「リバリス」。比木神社に祭られる百済王族「福智王」の伝説を、町民参加の劇団が演じる。１０００円。同町実行委℡０９８３・３２・２３６９。

◆不死鳥の壁画を披露－県立美術館、障がい者作品展始まる

　３日開幕の国文祭・芸文祭みやざき２０２０を前に、宮崎市船塚の県立美術館では２日、「ひなたのまんなかで～全国障がい者アート作品展」が始まり、フェニックス（不死鳥）のウォールアートがお披露目された。

　ウォールアートは芸文祭の事業で、１階の正面ガラス面に掲示され、大きさは高さ２メートル延長１０メートル。障がい者アートの普及・啓発に取り組む企業が、全国各地や台湾から寄せられた約１万２０００枚の羽根の塗り絵を１枚の作品に構成した。

　「復興五輪」と称される東京五輪・パラリンピックに向けて企画され、東日本大震災の被災地・宮城県気仙沼市、宮崎駅前のアミュプラザみやざきにも掲示されている。

　式典では関係者がテープカット。河野俊嗣知事は「みんなの気持ちが結集し、フェニックスが立ち上がる姿が表された。コロナ禍の今だから、宮崎の芸術、文化を見詰め直し、元気を取り戻す１０７日間にしたい」とあいさつした。

　全国障がい者アート作品展は１１日まで。県内外や台湾から寄せられた約５５０点の美術作品を展示。来場できない人も鑑賞できるように、１２日以降は大会ホームページ上で、ウェブ作品展を開く予定としている。

◆化石教室（２４日）、空気を探求（３１日）－参加者を募集、延岡市立図書館

　延岡市立図書館（工藤靖治館長）は、国文祭・芸文祭みやざき２０２０の分野別フェスティバルの一つ「こどもの文化の祭典」として、今月２４日と３１日に本小路の本館２階セミナー室２で開くイベントの参加者を募っている。無料。６日締め切り。

　２４日午後２時からは「富山大学佐野教授の化石教室」。化石やさまざまな種類の石を実際に触って調べ、大昔の生き物の姿や石のつくりについて一緒に考える。講師は、同大都市デザイン学部地球システム科学科教授で、元福井県立恐竜博物館主任研究員の佐野晋一さん（都城市出身）。対象は小学５年生から中学生までの２０人。

　３１日午前１０時からは「ガリレオ工房理科読」。誰もが何気なく吸っている空気を、本と実験を通して探求する。講師は、科学の楽しさを伝えようとさまざまな活動を行う「ＮＰＯ法人ガリレオ工房」理事の土井美香子さん。対象は小学３年生から６年生までの２０人。

　申し込みは、同図書館カウンターに直接または電話（℡延岡３２・３０５８）で。定員を超えた場合は抽選。

　「こどもの文化の祭典」は、今月から１０月にかけて同図書館の入るカルチャープラザのべおかと、東浜砂町の延岡総合文化センターの２会場で開かれる。このうち図書館関係では他に、▽よるのとしょかん謎解き脱出ゲーム「としょかん脱出！」（８月７日）▽布のバッグを作ろう（同７、２１、２８日）▽こどものための朗読会（同２２日）▽よるのとしょかん「五感で楽しむ音楽会」（９月４日）を予定。募集は、今後随時行われる。

◆ここ見て、聞いて、楽しんで－学校と違うことが学べます
工藤靖治・延岡市立図書館長

　普段は体験できないような、図書館を会場にしたプログラムを計画しています。「夜の図書館ではどんなことが起きるのか」など、楽しみに来てもらえるとうれしいです。

　「あの時面白かった」という経験から、図書館に行くきっかけになればいいなというのが、職員共通の思いです。

　コロナ禍による予定の変更もありましたが、今はそれぞれのプログラムの担当者が講師の方と（メールなどでの）やりとりを重ね、準備を進めています。

　募集中の二つのプログラムは、学校では学ぶことができないような内容を専門の方から学ぶことができます。参加をきっかけに興味を持ってもらい、将来進む道へのヒントになったらうれしいです。延岡市在住。５６歳。

◆はっぴぃロックフェス、出演者募集

　同分野別フェスティバルの一つとして、１０月１７日に延岡市の駅まち周辺エリアで「はっぴぃロックフェス」を行う実行委員会は、今月３１日まで出演者を募っている。

　個人または音楽バンド３５団体程度。ジャンルは不問。同フェスのホームページから申込書をダウンロードし、メールで申し込む。問い合わせ先は℡０８０・４１００・２２０３。