ひこ星、織り姫とデネブがつくる夏の大三角
本紙掲載日：2021-07-08
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板谷さんが愛宕山から撮影
延岡市無鹿町の板谷憲一さん（７１）が７日、愛宕山から夜空に輝く夏の大三角を撮影した。
天孫ニニギノミコトとコノハナサクヤ姫のモニュメントの上に輝く三角形の頂点が、こと座のベガでいわゆる織り姫。右下の星がわし座のアルタイルでひこ星。もう一つの頂点をつくるのが、はくちょう座のデネブ。この三つを結ぶと三角形に見えることから、夏の大三角との名前が付いた。
板谷さんは、きのう午後９時すぎ、愛宕山笠沙（かささ）の御碕（みさき）公園まで出掛けた。「雲が切れ間なく通過して見え隠れしていたけど、午後１０時半ごろにようやく雲が切れた」「しばらく待ったため、星の位置が高くなったけど撮影できました」
公園のモニュメントは神話に由来して造られた出会いの場所。その頭上では年に一度の逢瀬（おうせ）の織り姫とひこ星。地上と空で二つのカップルがデートを楽しんだ一夜となった。