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キャリア教育「よのなか先生」に学ぶ

本紙掲載日:2021-07-09
8面
黒木保善さん(昭和社長)=右端=の話を聞く生徒

西階中、夢はぐくむ講演会−延岡

 キャリア教育の一環として、延岡市立西階中学校(城戸勇司校長)はこのほど、2年生107人を対象に「夢をはぐくむ講演会」を開いた。市キャリア教育支援センターに登録している「よのなか先生」の黒木保善さん(昭和社長)、長濱浩人さん(市商工観光部主事)、岩本武士さん(白谷塾)、吉田希美さん(県立延岡病院看護師)、滝口一喜さん(延岡信用金庫課長)が講師として招かれ、自身の経験や仕事に対する心構えなどを話した。

 最初の30分は五つのクラスごとに実施。講師の5人は各クラスで講話した。

 このうち同校の卒業生でもある黒木さんは、ものづくりにこだわった自社の事業内容や現場で活躍する女性の姿などを紹介。後輩たちに「夢はありますか」と投げ掛け、「中学時代は多感が故に大事な時代。将来、なりたい目標を明確にすることが大切」と話した。

 自身は勉強があまり好きではなかったが、尊敬できる数学の先生と出会ったことで数学が得意に。それをきっかけに他教科の成績も伸びた経験から、「どんな仕事にも勉強は一生、付いてくる。中学時代の今やることで慣れることができるし、自信になる。それは大人になっても不可欠な力」と話した。

 コミュニケーションの大切さにも触れ、「人との付き合いがうまくできないと社会で苦労する。西階中はほとんどが南方小からの持ち上がりで、同級生は長い付き合いになる。小中学校を通じて密な付き合いを続けることでチームワークを学んだり、一生の親友をつくることもできる」と呼び掛けた。

 黒木さんと同じく同校OBの岩本さんは、情報発信と人気の職業ユーチューバーをテーマに、動画を投稿しているという自身の経験を踏まえながら講話した。

 ユーチューバーは、チャンネル登録者が100万人以上いれば高収入を得られる可能性があるとする一方、日本には62万人のユーチューブチャンネルがあり、月収で20万円以上得ているユーチューバーは全体の0・3%と指摘。「国内のサッカー人口のうち、プロ選手の割合と同じ」と話した。

 また、「登録者が多くても、再生回数が伸びなければ収入にはつながらず、多くの人がユーチューブだけで収入を得ることは難しい」とその実態を紹介。しかし、広告効果や情報発信の可能性は大きいとし、「例えば、オンライン塾やエステサロンといった自分の仕事を一つ持った上で、その情報を発信することで活用の幅が広がる」と呼び掛けた。若者に関心の高いテーマとあり、生徒たちは興味深そうに聞き入っていた。

 黒木さんの話を聞いた高島慈喜さんは「自分の夢や好きなことに真剣に取り組むことや、友達と話したりチームワークを高めたりすることが大事なんだと思った。これからはこの二つを意識して部活に取り組みたい」。松田彩音さんは岩本さんの話に「『人生とは、自分だけのチャンネルを探す旅だ』という言葉が心に残った。また、ユーチューブが何時間もかけて作られていることが分かった」。

 また、長濱さんの話を聞いた橘健司さんは「話を聞いて県内で働こうと決めた。将来を考える良い機会になった」。吉田さんの話に耳を傾けた斎藤日真莉さんは「失敗すると落ち込むけれど、課題を見つけることもできるという言葉が印象に残った。これから、失敗しても課題を見つけることができたと前向きに思い、自分らしく頑張っていきたい」。甲崎健心さんは「滝口さんの話から金融機関のことを知ることができた。たくさんの仕事があること、なりたい職業の要素を考えようと思った」と感想を話していた。

 同校では、「総合的な学習の時間」を活用したキャリア教育に取り組む。今年度も自己の良さを考え、地域に貢献する心を育てることを目的に4月30日から5回にわたって実施し、働くことや自己実現をテーマにそれぞれの道のプロを招いて講演を開催。最終回には市キャリア教育支援センター長の水永正憲さんを講師に招き、「君たちはどう生きるのか?」をテーマに話を聞いた。

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