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島野浦空襲を朗読劇で語り継ぐ−県遺族連合会

本紙掲載日:2021-07-15
7面

「島ものがたり」サラみやざき公演

 県は、学校での戦争体験の語り継ぎ事業や戦争に関する資料の貸し出しなどを行っている。今年度は県内の小・中・高校約30校で戦争体験者の語り部講話、朗読劇を実施。8日は、延岡市の北浦中学校と島野浦小学校で「島野浦空襲」の朗読劇が上演され、76年前の悲劇を事実に基づいて描き、子どもたちに平和の尊さを伝えた。

 県遺族連合会が県から委託され継続しているが、戦争体験者の高齢化もあり、若い俳優や声優たちが演じる朗読劇による平和学習が注目されている。

 これまで、宮崎市の旧海軍赤江飛行場(現宮崎空港)から出撃する特攻隊員を描く「受け継がれる想(おも)い」、延岡市出身の特攻隊長・黒木國雄さんの出撃を見送った父肇(はじめ)さんをモデルにした「蒼天(そうてん)の向こうへ」の2作品を学校の平和学習で上演してきた。制作・出演は、延岡高校出身の時任眞由美さんが代表を務める宮崎市の俳優・声優養成所「サラみやざき」。

 今年度から島野浦空襲を題材にした3作目の朗読劇に取り組むことにした。1945年5月2日早朝に延岡市の離島・島野浦で起きた米軍機の空襲による悲劇を描く「島ものがたり」だ。島野浦国民学校(現島野浦小)では11〜14歳の子ども4人、住民2人も犠牲になった。

◆北浦中と島野浦小で初演−子どもたちを前に俳優6人が熱演

 「島ものがたり」は8日午後から島野浦小の体育館で上演され、同小児童19人と島野浦中の生徒8人、地域住民ら十数人が鑑賞。蒸し暑い体育館は緊張感でしんと静まり、俳優6人が朗読と演技で当時の様子を再現すると、怖くなったのか、耳を押さえる子どももいた。

 この朗読劇の基になった証言集「島物語〜太平洋戦争末期悲話・島野浦戦災記」を98年に発刊した島浦町の塩谷五月さん(84)はこう話した。「若い人たちが朗読劇にしてくださって本当にありがたいです。やはり涙が出ました。記録を集めた自分を自分で褒めたいですね。よく頑張ったなと」
11月10日は門川中2年生が「島ものがたり」を鑑賞する。

◆北方学園の中学生も学習

 延岡市立北方学園中学校(三樹浩二校長)は9日に平和学習を行った。夕刊デイリー新聞の坂本光三郎記者が、1、2年生43人と3年生17人の2回に分けて話した。

 米軍が延岡市に対して行った空襲は、45年3月から終戦前日の8月14日まで十数回に上る。

 このうち島野浦空襲について詳しく説明。前日に島野浦小で行われた朗読劇「島ものがたり」のビデオの一部を上映し、子どもたちまでも巻き込まれてしまう戦争の恐ろしさを伝えた。

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