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2年ぶり細島祇園さん

本紙掲載日:2021-07-28
1面
豊漁、無病息災、コロナ禍の早期収束などを祈った細島祇園祭(24日、日向市細島)

コロナ終息を願い開催−日向

◆みなと祭り中止規模縮小し

 豊漁や航海の安全、無病息災などを願う細島祇園祭が24日、日向市細島で2年ぶりに行われた。祭りは、地元で「ぎおんさん」と親しまれる八坂神社の例大祭。これまで、細島みなと祭りと同日開催で行われてきたが、今年も細島みなと祭りが中止になったため、細島祇園祭のみ規模を縮小して実施した。

 この日は、早朝から白装束に身を包んだ地域の男衆約50人が同神社に集まった。児玉正彦宮司による神事が営まれ、代表者が玉串をささげて豊漁や航海の安全、無病息災などを祈願した。続いて、若い男衆が境内からみこしをトラックに運び出発。みこしを積んだトラックを先頭に、男衆ら、触れ太鼓が町内を練り歩いた。

 一行は、新型コロナウイルス感染拡大防止策として数人が拡声器を使用して「オーサイナ」の掛け声を出し、太鼓を打ち鳴らしながら例年以上に地域をくまなく回った。沿道には祭りを待ちわびた地区住民が並び、笑顔で拍手を送るなどして見守った。

 同神社みこし保存会の宇田津孝博会長(51)は「地域の皆さんが楽しみにしている祭り。コロナ禍が早期終息し、日常生活が戻るように祈願した。来年こそは例年通りに開催したい」と話した。

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