新型コロナ、２９日１５人

県北ゼロ、宮崎市４人など

　県と宮崎市は２９日、県内で新たに１５人（県３２００〜３２０５例目）が新型コロナウイルスに感染したと発表した。うち４人は県外在住者で県北在住者はいなかった。県内の累計感染者は３２１４人になった。

　市町村別は宮崎市４人、新富町３人、都城市２人、国富町、高鍋町１人ずつ。沖縄県在住が２人で東京都と大阪府在住が１人ずつとなった。

　県感染症対策室によると、新富町の２０〜３０代の男性３人は、２８日発表の同町２０代女性の同僚。４人で会食をしていたという。

　都城市の２０代女性は２８日発表の延岡市２０代男性の知人、都城市５０代男性は、２９日発表の宮崎市５０代女性の知人。高鍋町１０代男性は、２４日発表の同町５０代女性の家族で、沖縄県在住の１０代と１０歳未満の女性は、２９日発表の同県４０代女性の家族。国富町３０代女性は感染経路などを調べている。

　宮崎市によると、東京都２０代男性と大阪府１０代男性は来訪者。同市２０代男性は福岡県への訪問歴があり、２０代の男性、４０代女性２人は感染経路は分かっていない。

　県によると、２９日時点の入院は２１人、重症者はゼロ。入院のうち延岡西臼杵圏域は４人、日向入郷は２人。宿泊・施設等療養中は３５人で、うち自宅療養中は１５人、９人が延岡市の宿泊施設に入っている。入院・療養調整中は２０人となっている。


◆デルタ株２件を確認

　県は、新たな変異株Ｌ４５２Ｒ疑いのある１１件のうち、２９日に２件がインドで確認された「デルタ株」と確定したと発表した。これでデルタ株確定は５件、判定不能が２件。残る４件は国立感染症研究所で解析を進めている。


◆３１日、１０人以上

　県は３１日午前、県内の新たな新型コロナウイルス感染者は１０人以上になる見込みと発表した。確定値は３１日午後、発表する。