役場跡地、どう活用−日之影町
本紙掲載日：2021-08-06
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町設置の協議会−意見まとめ町長に報告
◆集い交流する憩いの場に
日之影町中央地区にある町役場旧庁舎跡地の利活用を含む同地区の活性化について協議してきた中央地区活性化協議会（美吉秀子会長、１２人）はこのほど、跡地の利活用や同地区の活性化対策を取りまとめた報告書を佐藤貢町長に提出した。
同協議会は２０１８年１１月に町が設置。地区内の公民館長や商工、観光関係団体の代表者らが参加した。中央地区を４地区に分け、住民の意見交換会、県外のキャンプ場や温泉施設の視察などを行いながら地区住民の意見を集約。今月１５日に報告書をまとめた。
坂本正博副会長と町役場を訪ねた美吉会長は「町民が集い、交流し、憩いの場所となるようご検討をお願いしたい」とあいさつして、佐藤町長に報告書を手渡した。
佐藤町長は、長期間にわたる協議会の活動に感謝して「地区をどう活性化させるかは町にとって大きな課題。報告を踏まえて法的、財政的に可能かどうかを見ながら計画を進めていきたい」と話した。
報告書は６項目の事業を提案した。内容は、�．ぅ戰鵐箸里曚�中央地区の住民や町民が気軽に利用できる多目的広場、駐車場、あずまやの一体的な整備。なお、広場整備に当たっては雨天対応型とし整備後の維持費を考慮する。また、町の財政が安定したときは足湯の整備を行う��多目的広場内に子ども用の手足洗い場とベンチ整備�Ｂ震榲�広場内に子どもが安心して遊べる遊具の整備�ぐ多瓦靴栃襪蕕擦訐験茣霹廚琉堕蟆修里燭當�営住宅等の住環境の整備�ッ羆�研修館および中央体育館の有効活用と中央体育館のトイレ整備�γ甘�職員のしっかりとした引き継ぎと協議会の継続的な協議の実施――など。
中央地区にある旧町役場敷地は約３２００平方メートルで旧町役場庁舎、中央研修館、中央体育館、消防車庫などがある。
町は中央研修館、中央体育館、消防車庫を残して旧庁舎は解体。駐車場、芝生広場、あずまやなどを整備してイベントなどを開催できる場所としての活用を目指す。
町は報告書を受けて今後、基本構想や基本設計の策定を行い、複数年かけて段階的に整備していきたいとしており、佐藤町長は「町議会の９月定例会に旧庁舎解体の設計案を提案したい」と話した。