新型コロナ−７日４０人、８日４３人

宮崎市４４人、延岡市６人、日向市５人、高千穂町３人

　県内では７日に４０人（県３３９２〜３４３１例目）、８日に４３人（県３４３２〜３４７４例目）の計８３人が新型コロナウイルスに感染したと発表された。この２日間で宮崎市４４人、延岡市６人、日向市５人、高千穂町３人。感染者集団（クラスター）が宮崎市で２例、都城市で１例が確認された。県内累計の感染者は３４７４人、クラスターは６０例となった。県と宮崎市が発表した。

　宮崎市と県北以外の居住別は、都城市１５人、三股町３人、新富町２人、日南市、高鍋町、大阪府、兵庫・佐賀県１人ずつ。男性が５０人、女性が３３人。年代別は１０歳未満が１４人、１０代が１６人、２０代が１１人、３０代が１５人、４０代が１３人、５０代が７人と若い世代がほとんど。６０代が５人、８０代が２人だった。

　県感染症対策室によると、７日発表の延岡市１０代女性、４０代女性、日向市３０代女性、６０代男性は既発表感染者の家族。延岡市の４０代男性は福岡県の感染者と接触歴があり、日向市３０代男性は熊本県への往来歴があった。

　８日発表の延岡市の４０代男性と１０代女性２人、高千穂町の６０代の女性と男性、３０代男性は既発表の感染者の家族。日向市の６０代男性は福岡県の感染と接触歴があった。

　県と宮崎市によると、７日発表の４０人のうち、保健所の検査による判明が２２人。医療機関受診で判明した１８人のうち、県外由来が疑われるのが７人で、感染経路調査中は１０人、１人は感染者との接触が確認された。

　８日発表の４３人のうち、保健所の検査による判明が２４人。医療機関受診で判明した１９人のうち、県外由来が疑われるのは５人で、感染経路調査中は８人。６人は感染者との接触が確認された。

　県によると、７日時点の県内の入院は３８人でうち重症者が１人。入院のうち、日向入郷が４人、延岡西臼杵で６人が入院している。宿泊・施設等療養中は８９人でうち１８人は延岡市の宿泊施設。自宅療養中は８１人。入院・療養調整中は５５人。


◆クラスター新たに２例−宮崎市−部活動や会食

　宮崎市は７日、同市内で新たに２例の感染者集団（クラスター）を確認したと発表した。８日までに高校部活動で男性生徒７人、４家族で会食した女性６人の感染を確認した。同市内で発生したクラスターはこれで３６例となった。

　同市３５例目の高校運動部は、屋外で行う団体競技。７月下旬に鹿児島県への遠征を行っていた。感染したのはいずれも部所属の生徒で居住地は宮崎市５人と都城市、綾町が１人ずつ。３日までに３人の感染が分かり、６、７日に４人の感染が分かった。検査対象は同部の生徒や教職員約５０人という。

　３６例目は８月上旬に４家族の１０人弱が、屋外でバーベキュー。３０、４０代の女性３人、１０歳未満の女性３人の感染が分かった。そのうち、１家族２人は、７月下旬の３家族の交流によるクラスターの感染者という。


◆屋内スポーツ施設利用者らが感染−都城市でクラスター

　県は８日、都城市にある民間の屋内スポーツ施設で１０歳未満の利用者７人と、２０代の男性従業員の計８人が感染する感染者集団（クラスター）を確認したと発表した。

　県によると６日に２０代男性従業員の感染が分かり、利用者ら約６０人を検査。医療機関を受診した人を含め１０歳未満の男性６人、女性１人の感染が分かった。今後は利用者ら約４００人の検査を進めていくという。


◆日向市職員が感染

　日向市は７日、健康長寿部に勤務する３０代の女性職員が新型コロナウイルスに感染したことが判明したと発表した。

　市職員課によると、５日に発熱、せきがあり、６日に抗原検査とＰＣＲ検査を受けた。同日、ＰＣＲ検査で陽性と判明した。

　職員は市民との接触機会は少なく、職務中は常にマスクを着用していたという。


◆９日、３０人以上

　県は９日午前、県内の新たな新型コロナウイルス感染者は３０人以上になる見込みと発表した。確定値は９日午後に発表。新規感染者の発表が３０人以上は５日連続となる。


◆変異株、１８人中１５人が陽性

　県は７日、６日に実施した新たな変異株「Ｌ４５２Ｒ」疑い検査で１８人中１５人が陽性だったと発表した。２人は陰性で１人は判定不能。累計の疑い感染者は６５人になった。

　また、７月２１日から２８日の疑い感染者のうち、２人が国立感染症研究所のデータ解析でデルタ株と確認された。県内でデルタ株と確定したのは累計７人になった。