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第1回はお金の基礎知識

本紙掲載日:2021-08-18
7面
「のべおか暮らし学講座」の受講生たち

「のべおか暮らし学講座」始まる

 延岡市が主催する「のべおか暮らし学講座」の開講式が5日、同市桜小路の男女共同参画センターであった。同市企画部長の三浦健さんが「身に付けた知識を自身に役立て、周りの人も助けてあげてください」とあいさつ。受講生は12月まで毎月1回(計5回)の講座を通して、お金、市政、防災など、日常生活に役立つ知識を学ぶ。

 式後には「知って得するお金の話〜豊かな老後のために」をテーマに第1回講座が行われ、野村證券宮崎支店ファイナンシャルパートナー課長の中島憲二さんが、お金に関する基礎知識や老後の資産運用などについて説明した。

 少子高齢化に伴い、年金や社会保障だけで老後の生活を送ることが難しくなったことを強調。58年前には153人だった100歳以上の高齢者が、昨年までに8万450人に増加したことなどを紹介すると、受講者から驚きの声が上がった。

 また、金利の低下や物価の高騰などを例に、昔と今を比較し「時代の変化に対応するには、金融経済の知識を身に付けることが不可欠」と呼び掛けた。

 講座には50〜80代の約20人が参加。小林シメノさん(81)=桜ケ丘=は「娘や孫のために、少しでもお金を残せたらと思い参加した。とても勉強になった」と話していた。

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