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故・本田誠人さん原案の工作イベント

本紙掲載日:2021-08-19
7面

森に色が戻ったよ・「カラフルな森」−延岡

 物語仕立ての工作イベント「カラフルな森〜キッズアート工作の森〜」が8日、延岡市のカルチャープラザのべおかであり、抽選で選ばれた市内の小学生約20人が参加した。国文祭・芸文祭みやざき2020の分野別フェスティバル「こどもの文化の祭典」の一環。

◆作ったり塗ったり

 原案は、今年1月に膵臓(すいぞう)がんのため亡くなった同市出身の俳優で演出家、脚本家の本田誠人(まこと)さん(享年47)。本田さんの妻・泉さん(43)が代表を務めるユニット「あんてな」がプロデュースし、本田さん夫妻と市内で子ども向けイベントを開いてきた同市在住のキッズアートインストラクター、miyu(酒井美由紀)さん(48)が講師を務めた。

 子どもたちが訪れたのは色を失った森。そこで世界中を探検している人と出会う。人間の存在に気付いた森の主〃大きな大きな木〃は、「昔は色にあふれていたが、ある日突然色が消えた。探検家の諸君、私と私の仲間たちを助けてくれないか」と頼む。

 まずは、「動物たちが喜ぶものを」と食べ物作り。新聞紙や色の付いたセロハン、色紙などを使い、魚や果物、野菜などの食べ物を作り、早速食べさせた。続いて現れたのは色を失ったゾウ、ワニ、カバの動物3体。10色の絵の具を大きなはけでダイナミックに塗り、30分ほどでカラフルな動物が完成した。

 昼休憩を挟んで森に戻ると、ついに森の主が姿を現した。「この森に暮らしてうん百年。私の周りはいつも美しい植物、動物に囲まれていた」という主の願いを聞き、ローラーで色を塗って、カラフルな木に変身させた。最後はきれいな羽を失ったチョウのため、クリアファイルをチョウの形に切り抜いたものにシールやテープを飾り付け、森の主の周りを飛ばせると、元のカラフルな森に戻った。

 東小2年の黒木心優さんは「果物とかチョウチョウとか作ることができて、大変だったけど楽しかった」と笑顔。姉で6年の紗亜希さんは「それぞれの個性のまま色が塗れて良かった。身近なものでいろんなものが作れてとても勉強になった」と話した。

◆何でも正解自由な発想

 誠人さん、泉さん、miyuさんの3人で計画を練り、2年越しで実現した。miyuさんによると、子どもの自由な発想から生まれるアートに目を向け、物語仕立てにすることでワクワク、ドキドキを体感してほしいと企画したという。

 3人の願い通り、子どもたちは手足を絵の具で汚しながらも真剣に、楽しそうに参加。「時間ってあるようでない。何でも正解で自由な発想で描いていい。私もこんなものが完成するなんて、想像できなかった」と泉さん。miyuさんも「一人一人がずっと楽しそうにしている姿を見て、本当に開催できて良かった。天国の本田君も喜んでくれたと思う。これからも子どもたちの笑顔や自由あふれる表現方法を引き出せるイベントを開催していきたい」と話した。

 子どもたちが色塗りしたカラフルな動物たちは、隣の社会教育センターで展示している。

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