平田が初制覇、全国へ

九州小学生ゴルフ大会

　「第１４回九州小学生ゴルフ大会」は７月２７日、熊本県のあつまる阿蘇赤水ゴルフ倶楽部で行われ、延岡市の一ケ岡ゴルフガーデンジュニアスクール（塩屋克介主宰）所属の平田兼慎（尚学館小６年）が大会記録を更新する６４で回り、８アンダーで九州を初めて制した。９月２０日から千葉県で行われる全国大会に出場する。

　大会は昨年、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となり、２年ぶりの開催。九州各県を勝ち上がった２８人が出場し、１８ホールストロークプレーで争った。平田はアウトを４バーディー、１ボギーの３３、インを５バーディー、ノーボギーの３１と圧倒的な強さを見せ、２位と５打差で頂点に立った。

　２位の選手は５月の県予選で敗れた相手だった。敗戦の悔しさを胸に、不調だったショットとパターを徹底して練習。腰と手首が動かないよう、肩だけを動かすことを意識しフォームの改善にも取り組んできた。九州大会では調子を取り戻し、ショットが左右にぶれず安定して力を発揮できたという。

　次は全国大会。指導する塩屋さんは「ゴルフが好きで、練習への向き合い方が違う。体力も技術も中高生に負けないものを持っており、全国優勝もあるとみている」と評価。「しっかりと準備し、本人の納得する試合を、そして人として経験を積み成長してもらえれば」と期待した。

　平田は「全国に向けて自信がついた。大きな大会になると緊張してスコアを落とすことがあるため、パターとショットの調子を今からもう少し上げる。１０位以内を目指したい」と力強く語った。