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コロナリポート−社員発案、テイクアウトの日

本紙掲載日:2021-09-09
3面
食事を前に同社のインスタグラム用として撮影も欠かさない。SNSを利用した発信にも、開始直後から力を入れる

弁当で昼食多くの企業にと願う−このはな不動産

◆飲食店を守ることは自分たちを守ること

 先月31日の正午すぎ、延岡市恒富町のこのはな不動産(塩谷愛藍代表)に、同じ弁当で昼食を取る社員の姿があった。この日は同社が5月から毎週火曜日に続ける「テイクアウトの日」だ。「おいしい」と穏やかに食事を楽しむ姿とは対照的に「地域の飲食店を守ることは自分たちを守ること」という強い決意があった。

 塩谷さんは昨年4月、厳しい状況の中、営業を続ける飲食店を応援したいと、仲間と共にテイクアウトサービス情報を掲載するポータルサイト「#ノベメシ」を立ち上げ、事務局として管理している。

 「テイクアウトの日」は社員発案の取り組み。長引くコロナ禍で営業できない、客が戻らない状況が続く中、「できることはテイクアウトを頼むこと」と始めた。「曜日を決めることで、イベントとしてスケジュール調整ができて、習慣化する」と、会議のため社員が比較的そろう火曜日を「テイクアウトの日」に設定した。

 特徴は会社が弁当代を負担するのではなく、「みんなでお金を出し合い、頼める人が頼む」希望制にすること。「一人一人のお金というところに意味がある。自分の財布から出したお金が地域を循環し、回り回って自社にも来るという意識付けの機会になれば」と塩谷さんは期待する。

 同社では「今週どうする?」と注文する弁当を決める時間は楽しみになっており、毎回全員が頼むという。「タクシー会社にとって昼の貴重な財源」との考えから、宅配タクシーも利用。会社に弁当を届けてもらう。

 テイクアウトの日採用で、「普段話せないような話題になり、互いを知るいい時間になっている」という。

 さらに、「会社で注文して食べたものがおいしければ家でも頼もうとなるし、忘年会はここでしたいというアフターコロナの選択肢にもなる」と期待を込める。

 「4人の会社だから経済効果は小さいが、50人、100人規模の会社が取り組めば地域規模で経済が循環する。地域の飲食店から弁当を買うことで地域にお金が流れる仕組みができて、最終的には自分たちを守ることにもつながる」と塩谷さん。同社を利用する客にも飲食店経営者や関係者など大勢おり、その思いは強い。

 「同じ経営者として非常に大変なのは分かる。コロナの影響を受け、うちもどうなるかは分からないし、つらいのも分かる。(4人規模では)飲食店の小手先の力にもならないかも知れないが、何もしない訳にはいかない。うちのような規模の会社が10社実践すれば、40個の弁当が毎週売れる」と力を込める。

 「社員とのコミュニケーションが取れなくて困っているという話はよく聞く。同じご飯を囲む機会は、コロナでなくなっていること」。その悩みはテイクアウトで解決できそう。塩谷さんは取り組みが多くの企業に広がることを願っている。

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