事業継続支援金１０万円上乗せ

澤野教育長の再任に同意−延岡市議会定例会

　延岡市議会９月定例会は１７日、本会議を再開し、市が地元事業者事業継続支援事業に３億４９万円を計上した一般会計補正予算案を追加提案。議会はこれを可決した。

　同事業は、県独自の緊急事態宣言などで長期間にわたり影響を受けている事業者に対し、給付額を１事業所当たり１０万円上乗せする。対象は、今年５〜９月までの一月で事業収入が前年、または前々年の同月比２５％以上減少している市内の事業所や中小法人、個人事業者など。

　市内事業者への事業継続支援金については、これまでに一律２０万円を支給。今回の上乗せで１事業所当たり計３０万円となる。１１月１日までだった申請期限は、１２月２８日まで延長する。市は３千事業所が対象になると見込んでいる。

　補正後の一般会計総額は６７５億９１５４万円となった。

　その他の議案では、個人情報保護条例の一部改正、教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例の制定など１３件を可決。専決処分などの報告が１９件あった。

　人事案件では、澤野幸司教育長（５７）の再任に同意した。澤野教育長は同市の南小校長や同市教委学校教育課課長などを歴任し、２０１８年１０月から現職。新たな任期は１０月９日から３年。その他の人事案件では、５人の人権擁護委員候補者の推薦に同意した。

　また、「地方財政の充実・強化に関する意見書」「コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書」の各案を原案通り決定した。