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地域を支える多彩な活動

本紙掲載日:2021-09-30
7面

第48回夕刊デイリー明るい社会賞

◆受賞した個人、団体の紹介


◆畑浦区の活性化に尽力
木下唯雄さん(76)日向市日知屋

畑浦区長、市区長公民館長連合会の会計、牧島山防災・桜園保全共同体協議会長などを歴任。区の運営、清掃活動、子どもたちとの交流に取り組み、地域の活性化、発展、伝統継承に貢献してきた。区長は7年、市区長公民館長連合会の会計は4年務めた。高齢化が進む同地区の課題解決に取り組み、区の行事へも率先して参加するなど積極的で真面目な姿は、地域住民の模範となり人望も厚い。
牧島山防災・桜園保全共同体協議会の発足時に会長に就任。7年間にわたり、平常時は市民が憩う桜園、緊急時は津波の避難場所として牧島山の公園整備に尽力した。
「皆さんのおかげで苦労することはなかった。今後も地域のために協力したい」と話す。
(推薦者=三浦雅典・日向市区長公民館長連合会会長、市島荘史郎・日知屋本郷地区長会理事長、柏田公和・畑浦区区長)


◆坪谷小児童に「気合田」提供
寺原正さん(72)日向市東郷町坪谷

「子どもたちに楽しい農業を学んでほしい」と、約30年前から坪谷小の稲作体験学習に所有する田んぼを提供。一般的なもち米に加え、2007年からは、見た目も楽しい五色米の栽培にも挑戦。実習田は「気合田」(きあいだ)として全国に発信されている。
同小の環境整備に協力する地域教育ネットワーク協議会会長、臼太鼓、神楽、盆踊りなどの継承を図る伝統文化こども保存会会長、牧水顕彰会理事などを務め、地域の活性化、ふれあい、絆づくりに尽力する。
児童には自然の恵みの大切さを伝え「大人になっても、ふるさとの良さを忘れないでほしい」と呼び掛ける。「今後も体が続く限り、地域のために貢献したい」と話した。
(推薦者=黒木正一・日向市社会福祉協議会会長、矢野続・前坪谷区区長、吉田義・坪谷小学校校長)


◆通学路の安全性求めて見守り
藤中朱乃さん(39)日向市財光寺

通学路になっている国道10号の横断歩道の安全性に不安を感じ、長男が小学校に入学した2年前からほぼ毎日、木原交差点に立ち、子どもたちの登下校を見守る。幼かった長女をおんぶして立つ姿を見掛けた人も多いだろう。
宮崎市出身。夫の転勤で4年前に日向市へ。周辺の国道10号は交通量が多く、大型トラックも頻繁に行き交う。拡幅工事に伴って横断歩道の距離も倍に伸び、子どもたちは前方の右折車、後方の左折車に注意しながら渡り切らなければならない。「むき出しの道路を歩かせているようで」と、歩道橋設置などの要望活動にも取り組む。
「ただただ不安で続けているだけ。今回の受賞が、通学路への安全意識が高まるきっかけになればうれしい」
(推薦者=日高哲也・日向市民生委員児童委員、那須久司・切島山2区区長、白地浩・財光寺南小学校校長)


◆子どもの健全育成と高齢者活動
奈須洋子さん(74)日向市塩見

2011年の「しおみっ子放課後子ども教室」の立ち上げ時から現在まで、教育活動サポーターとして子どもたちの見守りや学習指導に当たっている。
10年からの6年間は、民生委員児童委員を務め、同時期に権現原区高齢者クラブに入会。19年から会長となり、会員と共にグラウンドゴルフや公園のトイレ清掃などに精力的に取り組んでいる。
50歳から始めた空手と古武道は、ともに三段の腕前。自己研さんの傍ら、19年の引退時まで「聖和流空手道塩見道場」で子どもたちの指導に当たった。
「子どもたちの笑顔や成長を分かち合えることがうれしく、好きでやってきた。このような賞を頂けるなんて。関わっていただいた方々に感謝です」
(推薦者=佐藤末広・権現原区区長公民館長、松木親則・塩見まちづくり協議会会長、児玉秀雄・日向市教育委員会生涯学習課課長)


◆箏一筋75年
阿久禰(あぐね)箏華(そうか)さん(93)日向市新生町

都城市出身。本名は莫根(あぐね)ミナ。終戦翌年の1946年、芸で身を立てるため18歳の時、高野流箏曲国風音楽講習所に入所した。以来75年間、奥深い暗譜の継承スタイルを貫き、箏一筋に歩んできた。
尺八奏者だった夫の故・阿久禰聖童さんは日向市文化連盟の初代会長。同講習所の3代目家元でもあり、2人は63年に同市に出張所を開設。その後、本部も同市へ移し、箏華さんは72年に4代目家元を継承した。「芸に厳しく、誰よりも温かい人でした」と二人三脚の日々を振り返る。
門下生は450人を超え、今も変わらず、りんとした姿で稽古を付ける。「他には何も取りえがありませんから、お恥ずかしい」とにっこり。
(推薦者=歌津紘子・歌津鮮魚店販売担当、藤間鈴洋・藤間鈴洋会会主、河内小夜子・日向市民生委員児童委員)


【団体の部】

◆地域貢献、郷土芸能保存など活発
さんさんクラブ松山(延岡市、甲斐定子会長、59人)

松山町の高齢者クラブ。2003年から永田神社と緑地公園で草刈りや植木の剪定(せんてい)などを月2回実施。10年からは資源物回収を年6回行い、収益金で公民館に机やテレビなどを寄贈している。週2回のごみステーション管理では違反ごみの整理清掃などを行う。
松山町郷土芸能保存会の練習会に参加し、団七踊りと千鳥ばんば踊りの保存に貢献。松山保育園とのふれあい交流会は1971年から続けており、同園主催の交通安全教室や夏祭りバザーなどに参加している。
松山子供会とのふれあいミニボウリング大会やグラウンドゴルフ大会をそれぞれ年1回開催。会員の健康づくりや親睦、社会貢献などで住民らに感謝されている。
(推薦者=黒木順一・松山町区長、鬼塚透・同町公民館館長、川口洋一・さんさんクラブ南方書記)


◆海を守り、スポーツ振興
NPO法人日向渚(なぎさ)を守る会(日向市、甲斐拓郎理事長、約60人)

2011年の創立以来、海の環境保全やスポーツ振興に取り組んでいる。市がまちづくり方針として唱える「リラックスサーフタウン日向」に民間団体として主体的に参画し、模範を示している。
毎月第2日曜日は、お倉ケ浜海水浴場でビーチクリーンを実施。同所に訪れているサーファーにも声を掛け、一緒に活動を行っている。
市サーフィン連盟主催のサーフィン大会ではライフセービング活動をし、安心安全な運営と選手のサポートに尽力。地引き網体験やキッズキャンプを開催するなど、子どもの健全育成も図る。
「歴代の理事やサーファー、推薦者に感謝。受賞を機にこれまで以上の理解を頂けると思うので、さらに活動を広げていきたい」
(推薦者=三輪純司・日向商工会議所会頭、清水邦彦・同専務理事、河野誠・八興運輸取締役総務部長)

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