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若者接種センターを開設

本紙掲載日:2021-09-30
3面

12歳以上延岡全県民が対象

 県は29日、主に若年層を対象に12歳以上の全県民が接種できる「若者ワクチン接種センター」(仮称)を開設すると発表した。10月16日以降の週末を利用し、宮崎市で延べ6千人の接種を予定している。県による大規模接種は6回目ではじめて、武田/モデルナ社製ワクチンを使用する。

 県によると27日現在、県内のワクチン接種状況は12歳以上の全対象者(約97万人)の75・1%が1回目、63・9%が2回目の接種を終えた。

 年代別は12歳以上の10代は1回目は42%、2回目は19・5%。20代は1回目49・4%、2回目31・2%。30代は1回目56・1%、2回目34・9%。20、30代の2回目が3割を超えるなど、各年代で着実に接種率は向上している。

 今回の大規模接種は、課題とされる若者の接種をさらに推進する目的。県ホームページの専用予約サイトでの事前予約が必要だが、一部、予約なしでも受け付けられる態勢を準備している。

 1回目の接種はいずれも10月の週末。県庁防災庁舎1階で16、17日、県庁職員健康プラザで23、24、30、31日に実施。2回目はそれぞれの接種日の4週間後に設定される。

 河野知事は「感染や重症化を防ぐ大きな効果がある。次なる波を防ぐためにも、若年層の接種促進を進めていきたい」と語った。

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