新型コロナワクチン−１２歳以上・７０％目指す

日向市・１５〜１２歳の大規模接種

◆９、１０日にも実施

　日向市は２日、市役所１階で１５〜１２歳を対象にした新型コロナウイルスワクチンの大規模接種を行った。若年層のワクチン接種を推進し、今月末までに、１２歳以上の２回目接種率７０％を目指す。１５〜１２歳の大規模接種は、９、１０日にも市役所で実施する。

　この日は、予約した接種希望者が保護者に付き添われて次々と来場。受け付け、予診、問診を済ませた後、保護者に見守られながらワクチン接種に臨んだ。やや緊張した面持ちで接種を受ける希望者が多かったが、終了後は笑顔。

　その後の経過観察までスムーズに進み、約２４０人が１回目の接種を終えた。

　会場には、落ち着きのある音楽を流し、通路には、アニメキャラクターのぬいぐるみを配置するなどリラックスムードを演出。接種希望者の気持ちを和らげる対策が講じられた。

　会場を視察した十屋幸平市長は「接種率の目標達成に向けて順調に進んでいる。感染拡大防止のためにも、できるだけ接種をしてほしい」。母親と訪れた市内富高の中学２年の女生徒は「友人たちも受けるので接種を決めた。早く接種できて安心した」と話した。

　市によると、９月末現在、接種対象の市民約７０％が１回目の接種を済ませており、２回目接種済みも約６０％まで拡大している。１１月からはインフルエンザ予防接種の影響などで接種可能医療機関が減少する可能性があり、イオン日向特設会場、市役所の大規模接種会場も今月末で終了することから、早めの接種を呼び掛けている。

　接種に関する問い合わせは市コールセンター（電話０１２０・５６７・６１２、時間は午前９時〜午後７時、土日・祝日も対応）、または市健康長寿部健康増進課（電話日向６６・１０２４）。