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生活困窮世帯などに弁当券

本紙掲載日:2021-10-06
3面
teママの会に弁当券50枚を贈る森さん

日向市の森さん、1人の支援続ける

◆少しでも役に立ちたい

 1人親世帯や独居高齢者、生活困窮世帯を個人で支援している人がいる。日向市財光寺の森敏郎さん(66)だ。新型コロナウイルスの影響を受け始めた2019年冬から、1人800円相当のお弁当券をプレゼントし続けている。今年からは障害児を持つ家庭にまで対象を広げ、「少しでも社会的に弱い立場にある人たちの役に立ちたい」と活動に励む。

 「森さーん、あした実力テストやとよね」「ねぇ、暑いから水掛けて」「(記者と話している姿を見て)彼氏できたとー?」

 学校が終わった平日の午後3時ごろ、森さんは下校する児童生徒から次々に声を掛けられ、たまにからかわれる。

 60歳で定年退職した後、「第2の人生は子どもたちの役に立ちたい」と財光寺切島1区で学習支援をスタート。夏休みの宿題の手伝いやスポーツ大会などのイベントを通して、交流を深めた。そのおかげで、子どもたちとは顔見知りになった。

 毎年続けてきたが、コロナ禍で開催が困難に。そこで取り組み始めたのが、生活困窮世帯などの支援だった。民生委員も務めていた上、学習支援を通して子どもたちの家庭状況は把握していた。

 市内の飲食店に交渉し、800円相当の弁当券を用意。「割高なのは、少しでもぜいたくしてほしいから」。対象世帯を訪問し、人数分配った。車がない家庭には弁当を配達。昨年は、市母子・寡婦福祉連絡協議会に400人分を寄託した。

 主な活動費は、県赤い羽共同募金などの助成金でまかなっている。募集があるたびに申請し、承認されれば弁当券を準備してプレゼント。それを繰り返している。不足した場合は、有志からの寄付や自己資金を充てる。

 子ども食堂などを運営する、日向子ども研究所絆にも所属している。医療的ケア児らの家庭にまで対象を広げたのは、子ども食堂に訪れた家族との出会いがきっかけだ。365日付きっきりでケアする母親の苦労を知り、支援を始めた。

 9月24日には、医療的ケア児らの母親でつくるteとteママの会(甲斐麻央代表、11人)に50枚を寄贈。50枚にしたのは、会員とその家族のほか、会に所属していない医療的ケア児らの家族の分だという。

 甲斐代表は「車椅子が入れなかったりケアで時間がなかったりするので、障害を持つ子どもの家族は外食できない。だから、家でお店の料理を食べられるなんてうれしい。子どもたちはすごく喜ぶし、母親の息抜きにもなる」と感謝した。

 森さんは「これからは1人親や生活困窮世帯、高齢者に加え、障害を持つ方の家族も支援していきたい。お弁当を食べることで当事者はもちろん、その家族全員が笑顔になってくれたらうれしい」と話していた。

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