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国文祭・芸文祭−画家の興梠さん(五ケ瀬町)個展

本紙掲載日:2021-10-08
8面

17日まで、自然の恵み資料館−

◆海外の風景「旅行した気分味わって」

 五ケ瀬町桑野内の画家・染色家興梠義孝さん(86)の個展が17日まで、同町自然の恵み資料館で開かれている。入場無料。国文祭・芸文祭みやざき2020の応援プログラム。

 興梠さんは県内の高校で美術教諭を経て1970年に渡米、2007年まで米国で暮らし、ハワイなどに住みながらミネソタ州ガステバス大客員教授、ハワイ大講師などを務めた。帰郷後は生まれ育った地に自宅とアトリエを構え、作画活動を続けている。これまでに日展、光風会展、ハワイ州美術展などで入選、入賞している。

 会場には大きさH1号から120号までの染色画、アクリル画、アクラス画、油彩画など63点を展示。メキシコのサボテン、カナダのロッキー山脈、グランドキャニオンなど海外在住の間に見た風景のほか、高千穂峡、阿蘇五岳、紅葉した白滝(同町鞍岡)など近辺の景色などを描いた作品が展示されている。

 また、会場には海外で撮影した写真や興梠さんに関する記事が掲載された新聞や書籍なども。興梠さんは「大人は作品を見て旅行した気分を味わってほしいし、子どもには展示を見て外国に好奇心を持ち、国際的な人になってほしい」と話している。

 会期中は無休で、開館時間は午前9時〜午後5時。問い合わせは同資料館(電話五ケ瀬82・1288)、同町教育委員会(電話五ケ瀬82・1710)。

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