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本紙掲載日:2021-10-11
2面
筆談、要約筆記を体験する参加者

県聴覚障害者協会が体験会

◆話を聞きながら要約筆記

 聴覚障害者や難聴者に対するコミュニケーション手段の一つ「要約筆記」の体験会が10日、日向市障がい者センターあいとぴあであった。主催は県聴覚障害者協会。

 要約筆記は、聴覚に障害のある人(中途失聴、難聴者)に対し、音声による話の内容を、その場で要約しながら文字にして伝える手段。ペンで書いて伝える手書きと、パソコン入力の2種類がある。

 体験会は、23日から同所で開講する「要約筆記者養成講座」を前に、少しでも理解を深めてもらおうと開催。7人が参加し、要約筆記者の認定資格を持つ講師から、要約筆記の種類や聴覚障害者の現状などを学んだ。講話中は実際に要約筆記も行われた。

 講師によると、手書きの要約筆記にはOHC(オーバーヘッドカメラ)とノートテイクと呼ばれる二つの方法がある。このうち、OHCは対象者が不特定多数の場合に有効で、透明シートに油性ペンで話の内容を書き、それを同名機械によってスクリーンに投影して行う。ノートテイクは要約筆記者が対象者の横に座り、話の内容を用紙に筆記して行う。

 難聴や中途失聴を含む聴覚障害者のコミュニケーション手段(複数回答)は、補聴器や人工内耳70%、要約筆記や筆談30%、手話や手話通訳20%。「手話は身に付けている人が少なく、要約筆記はそもそも認知が進んでいない」という。

 講習会では、要約筆記者に必要なスキルとして「速く」「正しく」「読みやすく」を挙げ、速くは話に追い付く同時性、正しくは話の意図を正確に伝える、読みやすくは利用者が長時間読むことを前提に書くことが求められると解説。その際、A4判ほどの用紙1枚につき1行10字を4、5行の文字サイズ、漢字と平仮名は同じ大きさで書くことなども紹介した。

 講話のほか、筆談や要約筆記の体験もあり、参加者は初めての作業に困惑しながらもチャレンジ。延岡市から参加した大塚星来さん(31)は「話を聞きながら要約して文章にすることは難しかった。講座を受講する予定なので、要約筆記に対する認識の甘さを感じるとともに、受講前に気を引き締めることができた。少しでも自分ができることを広げるためにも頑張りたい」と話した。

 県立聴覚障害者センターの時任幸子通訳養成主任は「難聴の人たちのためにも自分自身のためにもなる講座。ぜひ受講してほしい」と講座への参加を呼び掛けている。

◇要約筆記者養成講座−12日まで受講者募集

 23日に開講する要約筆記者養成講座(手書きコース)は、来年3月5日までの土曜日、全17回の予定。時間は午後1時30分〜同4時30分。高校生以上が対象で、テキスト代として3670円が必要。

 申し込みは12日まで。希望者は名前、住所、電話番号を明記し、はがき(〒880―0051宮崎市江平西2丁目1の20)、ファクス(0985・35・5081)、メール(msenna@movie.ocn.ne.jp)のいずれかで申し込む。

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