「ハロウィンタウン」つながる

日向・パンプキン共和国、延岡・わくわく共和国

◆コラボでイベント

　日向市と延岡市の市民グループがコラボレーションしたハロウィーンイベント「駅でつながるハロウィンタウン」が１６日に日向市駅前交流広場で、１７日に延岡駅まちエリアであった。家族連れらが仮装して訪れ、商店街を回ってお菓子をもらったり、フォトスポットで写真を撮ったりして、一足早いハロウィーンを楽しんだ。

　国文祭・芸文祭みやざき２０２０のパートナーシッププログラム「延岡まちなか文化祭」の一環。それぞれの地元でハロウィーンイベントを開催してきた両実行委員会の「いつか一緒にイベントをしたい」という夢を国文祭で実現させた。

　日向の「まちなかハロウィン２０２１パンプキン共和国」（明神勝彦実行委員長）は、２００４年から１８年まで１５回続けた後、１９年を休み、２０年にリニューアルして開催予定だったがコロナ禍で中止され、３年ぶりの開催になった。事前に整理券を配布し人数制限するなど、規模を縮小して実施した。

　駅前広場にはカボチャや魔女、アニメのキャラクターに扮（ふん）した家族連れが続々と訪れ、駅周辺の協力店舗を回ってお菓子をもらう「おばけツアー」や、ボウリング、輪投げなどのゲームコーナーを楽しんだ。

　フォトスポットも複数あり、写真に収まる姿が見られた。ステージではじゃんけん大会や〃まちハロ〃公認アイドル「マジカルパンプ」などによるダンスもあった。魔女の姿で市内から参加した松木葵生さん（６）は「（仮装した）ピエロは怖かったが、楽しかった」と話した。

　延岡の「ハロウィンフェスわくわく共和国」（吉田展啓実行委員長）では、フォトスポットでの撮影サービスや、協力店舗を回ってお菓子をもらう「駅まち探検」などを商店街で実施。県内で活動するコスプレーヤーも多数参加し、会場を盛り上げた。

　今回は〃両国〃がつながる記念にパスポートを発行。日向市から訪れ、両国の〃入国印〃をもらった富高小３年の横山結羽さんは「延岡でもやると聞き、運動会が終わってから来た」と声を弾ませ、仮装姿で商店街を歩いては、お菓子をもらって喜んでいた。

　両イベントとも高校生ボランティアが多数参加し、運営を支えた。