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つなごう!延岡・いわき支援プロジェクト

本紙掲載日:2021-10-25
7面

東日本大震災から10年−11月3日、チャリティー公演


 東日本大震災犠牲者の追悼と復興支援活動を続けてきた「つなごう延岡・いわき支援プロジェクト」(牧野哲久会長、末藤俊二実行委員長)は、震災から10年の節目を迎えたことを機に、11月3〜7日、延岡市東浜砂町の延岡総合文化センターで「追悼復興支援チャリティー公演・作品展」を開く。3日午後2時から岩手県大船渡市出身の歌手新沼謙治さん、福島県双葉郡浪江町の酪農家吉沢正巳さんを招いて行う講演とコンサートを柱に、作品展や防災講話などを予定しており、多くの来場を呼び掛けている。

◆新沼さんコンサートと吉沢さん(希望の牧場)講演
 作品展は7日まで−総合文化センター

 プロジェクトはドイツ在住の画家吉田義生さんが、2012年にドイツであった東日本大震災慈善コンサート・作品展に作品を提供し、募金活動をしたことが始まり。同様に日本でも吉田さんの作品を活用した被災地支援活動ができないかと、妻の良子さん(都城市出身)から大学時代の友人で交流を続けていた延岡市在住の八木千穗子さん(76)に協力依頼があった。

 「津波」(2メートル×3メートル)をはじめ大作5点を無償で提供されたことに感銘を受けた八木さんは、教職員互助会で作品を紹介。賛同した西垣昌代さん(76)、別宮正司さん(故人)らが中心となり、音楽、美術の力で被災地支援と防災意識を啓発しようと15年に会を設立した。16年以降毎年複数回チャリティーコンサートや作品展を実施。熊本地震や延岡市の竜巻支援もプロジェクトに加え、来場者からの寄付金は、各被災地に届けてきた。

 大規模なイベントは、17年11月の県北混声合唱団による「レクイエム」演奏会以来。市内中学校の合唱部で外部指導者を務めていた西垣さんが、新沼さんの歌う「ふるさとは今もかわらず」と出会い、感銘を受けたことから公演を目指し準備を進めてきた。フィナーレでは県北少年少女合同合唱団が同曲で新沼さんと共演を果たす。また、浪江町で原発事故により被ばくした牛の世話を続ける吉沢さんが「『希望の牧場・ふくしま』から」と題して語る。

 作品展は3〜7日、展示室1、2である。開場は午前9時〜午後5時。最終日は同4時まで。市内外で芸術活動に励む愛好家ら70人以上の作品や市内の幼稚園、小学校、中学校など19団体の子どもたちが制作した作品が並ぶ。

 また、延岡市の危機管理課も協力。救助活動の様子や被災地の写真、防災グッズの展示などを行う。7日午後2時からは延岡市消防署の河原武博署長による防災講話を予定しており、末藤実行委員長(82)は「少しでも市民の防災意識を高めることができれば」と話す。

 牧野会長(87)は「延岡市民だけでなく、被災地とも協力しながら総合的なイベントにしたい。皆さんの積極的な協力が延岡の誇れる点であり、これまでイベントが続いてきた。恩返しの気持ちも込め、できる限りのことをしたい」と意気込む。

 3日の公演チケットは延岡総合文化センター、市役所売店、門川町総合文化会館、日向市文化交流センターなどで販売している。全席自由で一般3000円、小中高生2000円。未就学児は入場できない。問い合わせ先は同実行委員会の西垣さん(電話延岡21・0568)。

 7日のチャリティー講話、ミニコンサートの出演者は次の通り。

▽講話(午後2〜3時)=河原署長、田中隆吉さん(元延岡西高校美術教諭)

▽ミニコンサート(午後3〜4時)=梅野恭一さん(手作りバイオリン)、吉田巧さん(手回しオルゴール)、下田イサベルさん(アンデスのワイニョ)、MIHOさん(歌)、アーナー恵子さん(ペイントパフォーマンス)

【吉沢正巳さんのプロフィル】千葉県生まれ。東京農業大学畜産学科卒業。福島県双葉郡浪江町の畜産農家。
東日本大震災後、2011年7月に旧警戒区域内に取り残された被ばく牛の保護、飼育や、自身の被ばくを顧みず牛の世話を続ける農家の支援などを行う非営利一般社団法人「希望の牧場・ふくしま」を発足。代表理事を務める。現在も福島第1原発から14キロ地点の浪江町にある「希望の牧場・ふくしま」で230頭の被ばく牛の世話を続ける。67歳。


◆新沼さんとの共演に向けて練習−県北少年少女合同合唱団

 新沼さんのチャリティーコンサートには、県北の子どもたちで編成された「県北少年少女合同合唱団」も出演する。

 聖心ウルスラ学園合唱同好会と有志、津野田音楽院、延岡少年少女合唱団の子どもたち合わせて約40人。コロナ禍のためそれぞれで練習を重ね、わずかな合同練習の機会を大事にしてきた。

 当日は「花は咲く」、男性アイドルグループ「嵐」の「ふるさと」2曲を歌う。続いて新沼さんの「ふるさとを想(おも)い、歌う」をテーマにしたステージがあり、フィナーレの「ふるさとは今もかわらず」で、同合唱団が再度ステージに登場する。新沼さんと一緒に被災地に思いをはせ、歌声を響かせる。

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