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桜ケ丘に希みあり(3)−延岡商業高校創立100周年

本紙掲載日:2021-11-04
1面
駅まちエリアであった今年のハロウィーンイベントに仮装姿で参加し、子どもにお菓子を配る生徒たち

和、桜華祭を通し−−商店街と強固なつながり

◆コロナ下、検討重ね桜マーケット開催

 延岡市の山下新天街に高校生の店「和(なごみ)」がオープンした2002年、文化祭「桜華(おうか)祭」が初めて、山下新天街とサンロード栄町を会場に開かれた。

 当時周辺では、00年12月にアヅマヤ百貨店、02年2月に寿屋と大型店の閉店が続いた。文化祭の会場を商店街にし、協力して開催することで、活性化の起爆材になればという狙いがあった。

 3年生によるアトラクションや2年生による販売実習「延商デパート」での格安商品の販売、パソコンに関する相談会などに2千人を超える来場客で終日ごった返した。当時の記事には、「昭和30年代の山下通りが復活した」と喜ぶ近隣の店主の言葉が残る。

 15年続いたが、運営上の都合などで17年に桜華祭を一新。会場を学校に戻した。販売実習は切り離し、全校生徒が取り組む「桜マーケット」として再スタートを切った。

 生徒は卒業生の店や地元企業の協力を得て学級ごとに出店。地元企業とのつながりはこれまで以上に増えた。客の呼び込みや販売など「どうすれば売れるか」を協力店舗と考えて実践。半日で約3千人が訪れる盛況ぶりとなった。

 4回目の昨年、コロナ禍で県内のほとんどの学校がバザーや販売実習を取りやめる中、「中止するのは簡単。どう続けていくかが大事」と検討を重ね、開催にこぎ着けた。駐車場の誘導から、人数制限した会場への入場案内など、総出で対応。感染症対策の工夫が凝らされた会場で、生徒の元気はつらつとした姿と久々のイベントを喜ぶ来場客の笑顔が見られた。

 今年も12月5日の開催に向け、1学期から準備を進めている。流通経済科の今村優菜実行委員長(18)は「ワクワクな気持ちで来てもらい、満足度と笑顔を持ち帰ってもらいたい」と意気込む。

 文化祭の会場は変わったが、商店街と学校とのつながりは今も強い。今年5月には市、日本政策金融公庫、まちづくり延岡と「起業支援に関する連携協定」を締結。今年は同所などの駅まちエリアの空き店舗を活用したビジネスプランの支援を受けるなど、高校生が将来に向けた起業を効果的、継続的に支援する体制ができた。職業体験などを受け入れてきた洋装のにしざわの西沢清子代表(72)=新制8回卒=は「かわいいし、商業生に伸びてほしい。そして一番は延岡に残ってほしい」と願う。

 同所で開催されるイベント等にも、企画運営やボランティアとして年間通して多くの生徒が参加。商店街にとって欠かせない存在になっている。

(タイトルは校歌から。題字は流通経済科3年の後藤きららさん)

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