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東本宮前に鳥居完成

本紙掲載日:2021-11-08
3面
氏子総代らが出席して行われた神事
東本宮本殿に通じる石段前に建てられた第一鳥居

高千穂町の天岩戸神社


 高千穂町の天岩戸神社東本宮に通じる石段前に新しく第一鳥居が建てられた。1日に神事があり、同社の氏子総代や地元住民が完成を喜んだ。

 佐藤永周宮司(38)によると、この場所には10年ほど前までコンクリート製の鳥居があったが、駐車場拡張工事のため撤去された。しかし、参拝する地元住民からこの場所への鳥居建設を望む意見があったことから今回、新たに建設された。

 第一鳥居(高さ7・5メートル、幅6メートル)は、東本宮裏の敷地内で伐採された樹齢100年以上のスギを用いており、腐食防止のため一部に銅をかぶせている。

 1日は、工事を担った工藤工務店(同町岩戸)の工藤貴喜社長らが鳥居にしめ縄をつけた後、佐藤宮司による神事が行われた。

 神事では、参列した同神社氏子総代らが玉串をささげて神社、参拝者、鳥居の安全などを祈願。餅まきがあり、地元住民らが笑顔で競って餅を取っていた。

 また、3日には老朽化していた東本宮本殿前の第三鳥居も建て替えられた。第一鳥居と同じく敷地内にあった樹齢100年以上のスギを用いて一部に銅をかぶせている。大きさは高さ5メートル、幅3・5メートル。

 佐藤宮司は「地域の皆さんに喜んでいただいて良かった。これからも地元の方々と一緒に考えながら神社を発展させたい」と話した。

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