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移ろう季節−常光寺の滝に映える紅葉

本紙掲載日:2021-11-12
1面
見頃を迎えた常光寺の滝の紅葉
黄色く色づき始めた田原のイチョウ

高千穂町岩戸−見頃迎える


 高千穂町岩戸の常光寺の滝では、鮮やかな赤色に色づいた紅葉が見頃を迎え、落差37メートルの雄大な滝に彩りを添えている。

 常光寺の滝は、寺の住職がこの滝の水を飲んで長生きしたという言い伝えがあり、「長寿の滝」「白糸の滝」とも呼ばれている。同町中心部から県道7号を大分県方面へ約13キロ進んだ場所にある。

◆田原のイチョウも色づく

 1951年に国の天然記念物に指定された高千穂町河内の田原のイチョウも、黄色く色づき始めた。黄色い葉は時折風に乗って舞い、地面に落ちるギンナンはトントンと不規則なリズムを刻んでいる。

 樹齢は600年ともいわれ、幹の回りは7・7メートル、樹高45メートル。根は露出し地面にはびこっており、生命力と迫力を兼ね備える。高千穂町と合併するまでは田原村にあったため、名称にその名が残る。

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