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雨量観測システム−延岡駅東口に設置

本紙掲載日:2021-11-15
1面
設置された雨量観測システム

延岡市が実証実験−データを集積、分析

◆HPで公表

 延岡市幸町の延岡駅東口ロータリー植栽帯に11日、雨量観測システムが設置された。インターネットで市民が雨量データを確認できるよう、市は15日から、下水道課のホームページにデータを確認できるページへのリンクを掲載する。

 ソフトバンク(本社・東京)とエコー電子工業(本社・福岡市)が協力し、雨量観測の実証実験を行うため無償で提供。データを集積し、分析することで、周辺地区での冠水や排水対策に活用できるかの検証を行う。観測期間は2022年7月末までの予定。

 エコー電子工業の雨量観測システム「EQROS(エクロス)」で10分間、1時間、降り始めからの3種類を観測。ソフトバンクの携帯電話通信網を使ってデータをクラウドシステムに送信する。

 観測システムには気象庁検定雨量計を使用。また、太陽光パネルとバッテリーで作動するため、電源引き込みや通信ケーブル工事が不要なのが特徴。EQROSの設置は九州で17カ所目、県内では高千穂町などに続き7カ所目。

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