学校運営方針を地域ぐるみで
本紙掲載日：2021-11-16
3面
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コミュニティスクールの恒富中
今年度からコミュニティ・スクールに指定された延岡市の恒富中学校（瀬戸山初博校長、２５３人）がこのほど、地域懇談会を開いた。
コミュニティ・スクールは、２００４年の地域教育行政の組織および運営に関する法律の改正で導入された制度。保護者や地域住民、教職員らが委員となり、校長が作成する学校運営の基本方針について意見、承認ができる。
懇談会には、同校の教職員や各クラスの学級委員長と副委員長の生徒、民生・児童委員や区長らの地域住民が出席。８班に分かれて、与えられた課題に対する個々の意見を付箋に書き出し、模造紙に張って班員で共有。「この地域の良さと改善点」という課題に対し、あいさつができることや友人とのつながりが強いことを良さとし、改善点として世代間の交流が少ないことや少子高齢化などが挙げられた。また、「このような地域にしたい」という課題では、安心安全なまちや地域独自の活動を行うことなど、さまざまなありたい地域を話し合った。その中で、地域住民が昔の地域の様子を話す姿もあり、生徒は真剣に耳を傾けていた。その後、班ごとで発表があり、班で出たさまざまな意見を他の班に共有した。
同日には、第１回学校運営協議会もあり、市学校教育課の�眇晃�一課長と坂本結香指導主事が来校し、委員９人に依頼状が手渡された。その後、瀬戸山校長が学校経営ビジョンの説明などを行った。