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野口賞特別賞に興電舎

本紙掲載日:2021-11-17
1面
野口賞特別賞を受賞した興電舎の別宮庄蔵氏(右)と亀澤朋将氏(左)。中央は同社の甲斐稔康社長。(撮影時のみマスクを外しています)

変圧器励磁突入電流抑制装置を開発

◆顕彰会が授賞式

 野口遵顕彰会(吉玉典生会長)の「第21回野口賞」授賞式は16日、延岡市紺屋町のエンシティホテル延岡であり、「変圧器励磁突入電流抑制装置の開発・実証試験と商品化」で本賞特別賞を受賞した興電舎宮崎支店営業係・別宮庄蔵氏、同技術部設計課・亀澤朋将氏、同大分事業所技術部設計課・山村俊一郎氏に賞状と賞金50万円を贈った。

 別宮氏と亀澤氏は同社技術部製品開発課に所属していた2011年、同課の井上真二氏(当時)と「変圧器励磁突入電流抑制装置の開発」で奨励賞を受賞。今回、両氏は同じく開発メンバーの山村氏とともに、改良した装置の実証試験および商品化を加えた内容で改めて応募した。奨励賞受賞テーマの再応募による本賞受賞は、創設以来初めての出来事で、これに応じて顕彰会は新たに特別賞を設けた。

 変圧器への課電(電圧を加える)時、さまざまな障害を引き起こす励磁突入電流(インラッシュ電流)を引き起こすことがあるが、別宮氏らが開発した装置「Inrush−Limiter(インラッシュリミッター)T1」は、電源スイッチをオンにするタイミングを制御することで同電流の抑制を実現した。

 興電舎は2005年から同製品の販売を開始。11年に現行機種のプロトタイプを完成させた。販売当初は人間サイズを超える大きさだったが、現行の「T1−200」は回路の基板化や演算速度の向上とともに幅30センチ、奥行き40センチ、高さ26センチにまでコンパクト化。旭化成、JR東日本、王子製紙などの工場や研究所等で導入され、現在までに約160台を販売している。延岡発のニッチトップとなり、これに伴って会社従業員数も大幅に増加していることから、選考委員会はその社会性と収益性を高く評価した。

 式では、吉玉会長が欠席した山村氏以外の2人に賞状と賞金を授与。特別賞設定に至った経緯に触れながら「過去90件近い応募があったが、今回の受賞はそれらの再チャレンジへのインセンティブ(誘因)となるのでは」と期待を寄せた。代表であいさつに立った別宮氏は「10年前の奨励賞に続く特別賞受賞は非常に光栄。今後もよりよい製品開発を進めていきたい」と謝意。亀澤氏が装置開発の経緯や販売実績、今後の展望などについて講演した。

【野口賞】野口遵の後に続く事業者や事業を県内で育成しようと、同顕彰会が2001年に創設。今年は2件の応募があった。10月に選考委員会を開き、末次稔旭化成延岡支社長、白井博史野口研究所理事長、兒玉修九州保健福祉大学学長ら5人の選考委員が、創造性・技術性・社会性・収益性・適合性の5項目で厳正な審査を行い、決定した。同賞はこれまでに本賞3件、特別賞1件、奨励賞17件(賞金50万円11件、同30万円6件)を授賞している。

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