英語教育の推進に尽力

與田教諭（旭中）に功労者表彰−県

　県教育職員表彰式がこのほど、宮崎市の県企業局県電ホールであった。県北関係では、延岡市立旭中学校指導教諭の與田智恵子さんが教育功労者表彰を受けた。

　表彰式は、本県教育の振興・研究、改善に努め、特に功労の顕著な個人・団体や地道な努力の上に優れた教育実践を行う教職員をたたえ、教育振興と教育力向上につなげる目的で実施している。

　與田さんは、地域全体の教育の指導力向上や学校活性化に貢献。英語暗唱弁論大会では、指導した生徒が県大会出場を続け、高円宮杯全国中学生弁論大会県代表になるなど県の英語教育の推進に尽力している功績が認められた。

　今年度は教育功労者表彰１５人、優良教育実践表彰８人、若手教職員等奨励賞２人の計２５人が受賞。黒木淳一郎県教育長が「本県教育界のリーダーとして一層の活躍を期待するとともに、教育の充実・発展に尽力を」と励まし、表彰状を贈った。

　県埋蔵文化財センターの専門主幹で、延岡市市史編さん委員会専門部会会長の谷口武範さんも教育功労者表彰を受けた。受賞者を代表し、日南くろしお支援学校教諭の中神典子さんが「あすの宮崎を担う子どもたちの成長に精いっぱい努力したい」と謝辞を述べた。

　與田さんは「生徒が英語によるコミュニケーションの楽しさが味わえる授業を心掛けている。受賞を通じて、これから先、子どもたちが未来への扉を開きたいと思うような教育実践をしていかなければいけないなと感じた」と話していた。