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第3回KADOBI「進もう、前へ」

本紙掲載日:2021-11-30
7面
美術科の授業で制作した全生徒の作品約2300点が並んだ第3回KADOBI。写真は3年生が制作した、日本の伝統的な文様が描き込まれた和皿
3年生が1人ずつ願いを込めてデザインしたカラフルなだるま
2年ぶりに保護者ら家族も鑑賞。写真は1年生が制作した「架空のたまご」

〃授業中の声聞こえる〃2300点を展示−門川中

 門川町の門川中学校(山内昭弘校長、479人)で20、21日、美術科の授業で制作された全作品約2300点を展示した美術科展覧会「第3回KADOBI(カドビ)」が開かれた。「普段の授業中の声が聞こえてくるような作品展に」と同校美術科の牧野泰佑教諭(36)が企画。選考作品展ではなく全生徒の作品を対象に、着任した2019年度から毎年開いている。

 今年4月から美術科の授業で制作したすべての作品が体育館に展示された。1年生は、自分の正体を隠すために舞踊会で身に着ける仮面を「自分だったらどう飾り彩るのか」表現した作品や、うちわにゴムスタンプを押して広げていくことで「版」と「模様」のつながりを表現した作品などを制作。

 「もし○○がたまごだったら」と想像して紙粘土で制作した「架空のたまご」では、祖母から聞いた思い出話を形にした「おばあちゃんの思い出のたまご」や、自分の成長と植物の開花を重ねた「成長のたまご」など柔軟な発想の作品が目を引いた。

 2年生はマッチ棒の芯棒を使って光の揺らぎをつくり出したランプシェードや、軽量紙粘土で制作した和菓子の見立て作品など。3年生は、1人ずつ願いを込めてデザインしたカラフルなだるまや、日本独特の美意識とされる「余白の美」を意識した書、日本の伝統的な文様を組み合わせて描き込んだ和皿など、それぞれ多彩な作品が並んだ。

 3年生の海野栞那さんは、福岡県新宮町から偶然訪れていた祖母の黒木睦枝さん(68)と一緒に来場。制作時の苦労話などを交え、じっくりと会場を回っていた。

 「牧野先生の美術の授業は、技能を高めるというより、自分をどう表現するのかが求められる。楽しいけど、どの教科よりも頭を使う」と海野さん。黒木さんは「選ばれた子どもだけの作品展はよく見ますが、全員の作品をここまで展示している作品展は見たことがない。みんな上手ですね」と目を細めた。

 牧野教諭は、前任校の岡富中学校(延岡市)でも5年続けて、同様の美術科展覧会OKABI(オカビ)に取り組んできた。昨年度のカドビは新型コロナウイルス感染の影響で規模を縮小し、鑑賞は生徒と教職員のみに限られたが、今年度は感染状況を踏まえ、保護者ら家族にも鑑賞を呼び掛けた。

 「進もう、前へ」のメッセージが添えられた今回。牧野教諭は「コロナ禍にあっても、子どもたちは光を絶やすことなく、その歩みを1ミリも止めなかった。この作品展はそんな子どもたちの日常そのままです」と語った。

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