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歌糸の霜月祭、2年ぶり神楽も−延岡市北浦町三川内
延岡市北浦町三川内の歌糸地区霜月祭が11月28日、同地区の菅原神社などであった。コロナ禍で規模を縮小しての開催で、2年ぶりに神楽と、途絶えていた子どもの棒踊りを復活させて奉納した。地区の将来を担う子どもたちの雄姿を地元の人らがうれしそうに見守った。
霜月祭は五穀豊穣(ほうじょう)などを願う例大祭。毎年11月ごろに夜神楽を奉納する「宵宮(よいみや)」と、みこしを担いで練り歩く「本祭り」を2日間かけて開催、地区内外から多くの参拝者が訪れている。コロナ禍の昨年は神事のみを奉納、今年は規模を半日に縮小して実施した。
まず、個人宅で神事を執り行い、続けて近くの大歳神社で神事、壱神楽を奉納して菅原神社に移動。境内で復活した子ども棒踊りが披露された。
棒踊りは明治の終わりごろ、近くの「眞源寺(しんげんじ)」住職が自身のふるさと大分県佐伯市の踊りを伝えたとされる。それ以降、地元の子どもたちが踊り伝えてきた。
ところが数年前、長年継承してきた人が他界して指導者不在に。さらに子どもの数も減り、コロナ禍ということもあり、「子ども棒踊りはもうできない」と地区でも諦めかけていたという。そんな時に神楽の舞い手や子どもの保護者から「ぜひ続けてほしい」と声が上がったという。
それを受けて今年の春、続けたいと願ったメンバーや経験者らが「棒踊り保存会」(甲斐正人会長、8人)を発足させた。会員の梅田欣成さん(51)ら経験者2人が幼いときの記憶をたどり、残っていたビデオテープの映像を参考にして踊りを再現していった。
「まずは大人たちが踊ろう」と梅田さんらが、7月の夏祭りで披露。8月からは子どもたちを集めて特訓。希望者を募ると、歌糸地区以外の子ども2人を含む小学1〜5年生10人が手を挙げた。これまで週3回、夜の稽古を続けてきたという。
迎えた本番。威勢のいい掛け声と左右に飛び回る激しい動き、太鼓を打ち鳴らす音と共に鳥居から境内に入場。来場者が見守る中、子どもたちは棒を持って全5番を「ハー、エイ」「エイヤ」などの掛け声と共に力強く披露した。一番、一番と踊りが終わり、笛の音がやむたびに、復活を待ち望んでいた参拝者から大きな拍手が送られた。
中心となって指導した梅田さんは「どこにでもあるものではない三川内独自の文化。今後も披露する場があれば披露を続けていきたい」。自身も60年ほど前に踊った経験のある梅田正洋さん(70)は、「伝承だから台本はない。伝統芸能の復活は喜ばしいこと。若い力がないとできないから」と話し、「涙が出た」と喜んでいた。
この後、歌糸神楽保存会(小西雄一郎会長)が神楽を奉納。このうち「御棚回り」は社殿の前に設けたみこしと、そのすぐ後ろに建てた「御注連木(おしめぎ)」の周りを3周しながら舞うもの。刀を持った舞い手が邪気を払った後ろから、面を着けた小さな子どもが続いて舞い、また大きな拍手が送られた。