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37人、晴れて戴帽式−延岡看護専門学校

本紙掲載日:2021-12-07
1面
実習を前に、看護の誓いを新たにした延岡看護専門学校の戴帽式
ナイチンゲール像の明かりを受け取った
ナースキャップを着けてもらう生徒

准看廃止で次回は3年後

 延岡看護専門学校(野田寛校長)の第70回戴帽式は3日、延岡総合文化センター小ホールであった。准看護師を目指す医療高等課程の1年生37人が、来年4月から始まる8カ月間の臨地実習に向け、誓いを新たにした。

 2人一組でステージに上がった1年生は、教員から女子はナースキャップ、男子は教員お手製の青いハンカチを胸に着けてもらい、ろうそくに火をともし「ナイチンゲール誓詞」を唱和した。

 野田校長は「本日、戴帽した全員が信頼され、尊敬される看護師に成長できるよう祈願する」とあいさつ。同校を運営する延岡市医師会の佐藤信博会長は「延岡の医療の実情を知り、臨地実習を通して看護師に対するさらなる理解を深め、この延岡の地で第一線で活躍していただきたい。本日の感動を胸に生涯にわたり看護の精神を忘れないで」と激励した。

 在校生を代表し、2年生の甲斐彩華さん(20)がお祝いの言葉。甲斐さんは終えたばかりの実習を振り返り、「いつも笑顔を忘れることなく、これから経験することを今後の看護に生かしてください。きょうの誓いを胸に、一歩ずつ前に進んで」とエールを送った。

 吉岡佑斗さん(18)は「緊張したが、患者さんに信頼される看護師になりたいと思った。仲間たちと切磋琢磨(せっさたくま)していきたい」と抱負。牧野杏香さん(19)は「看護について学び、より一層看護師になる重さを感じた。目配り、気配り、心配りのできる看護師になれるよう、実習を通して成長していきたい」と意気込んだ。

 同校は准看護師養成の医療高等課程、准看護師が看護師資格取得を目指し通う医療専門課程のカリキュラムを見直し、看護師養成の全日制3年課程であるレギュラーコースに移行が決まっている。医療高等課程は今年度で募集停止のため、次の戴帽式はレギュラーコースの1期生が入学する2024年に行われる予定。

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