児童手作り、ありがとうカレンダー
本紙掲載日：2021-12-11
3面
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県北の地域医療を守る会
◆医療従事者に贈る
医療従事者に感謝の気持ちを伝える「ありがとうカレンダー」の贈呈式が９日、県立延岡病院であり、代表児童６人が自分たちで手作りした来年のカレンダーを寺尾公成院長らに手渡した。
同カレンダーは県北の地域医療を守る会（廣�麌霖鵬馗后砲�２０１０年から毎年、延岡市内の子どもたちを集めて作成。今年も１１月に児童１３人が、彫刻刀でひな人形やスイカ、アユ、クリスマスツリーなど各月を象徴する図柄を彫って作ったゴムはんこを用い、心温まるデザインに仕上げた。
贈呈式では黒木瞳雅（とうま）さん（一ケ岡小５年）が、「私たちの病気やけがを治してくれるお医者さんに『ありがとう』の気持ちを込めて作りました。これからもお仕事頑張ってください」とあいさつ。子どもたちは３人の医師にカレンダーと小さな花束を手渡して感謝を伝えた。
寺尾院長は「毎年楽しみにしています。来年もカレンダーが見られると思うと、『コロナに負けていない』と感じます」とお礼。新型コロナウイルス感染防止の基本を子どもたちと確認し合い、「新しいコロナ（変異種）が日本にも来るかもしれませんが、負けないように小学校の生活を楽しんでください」とエールを送った。
県北の地域医療を守る会は子どもたちのデザインを原版として３００部のカレンダーを作成し、同病院には９６部を贈呈。残りは市内の医療機関や関係大学に贈ることにしている。