困りごと、悩まず相談を

人権週間にキャンペーン−法務局延岡など

　人権尊重思想の普及や人権擁護委員の存在を広く知ってもらう街頭啓発キャンペーンが６日、延岡市旭町のイオン延岡店で行われた。

　１９４９年に始まり、今年で７３回目となる「人権週間」（４〜１０日）に合わせた啓発活動の一環。期間中は日向市や高千穂町などでも同様の活動が行われた。

　この日は主催する宮崎地方法務局延岡支局（古川英俊支局長）、延岡人権擁護委員協議会（金丸秀裕会長）、同市人権啓発推進協議会（会長・読谷山洋司市長）の職員ら１１人が参加。同店正面と北側入り口に分かれ「困ったら人権擁護委員に相談してください」などと呼び掛けながら、啓発グッズ（チラシ、タオルなど）や花の苗、合わせて２００セットを手渡した。

　同市祝子町から買い物に訪れていた７０代女性は「社会的少数派の弱い立場にいる人にもしっかり目を向けて、みんなで助け合っていかないと」。古川支局長は「差別やいじめなどがない社会づくりを目指して、今後も皆さんに寄り添った活動を続けたい」と話していた。

　法務局では、人権や家族間のもめごとなどに関する相談を受け付けている。時間は午前８時３０分〜午後５時１５分（土日祝を除く）。無料。予約不要。相談に関する秘密は厳守する。

　相談、問い合わせは、全国共通人権相談ダイヤル（電話０５７０・００３・１１０）、宮崎地方法務局延岡支局（電話延岡３３・２１７９）など。同局は「一人で抱え込まずに相談を」と呼び掛けている。