九保大でワークカフェ
本紙掲載日：2021-12-13
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１６企業、延岡で働く魅力伝える
飲み物を手にアットホームな雰囲気の中で企業と学生が自由に語り合う「ワークカフェのべおか」が１日、延岡市吉野町の九州保健福祉大学（兒玉修学長）であった。就職説明会等では聞けない魅力に触れた。
延岡市で働くこと、企業の素晴らしさを知り、就職につなげてもらおうと、市と同大、大学おうえん協議会（吉玉典生会長）の共催で２０１８年から毎年実施。昨年はコロナ禍で開催できなかったが、今年はオンラインに切り替え、４月に続いて２回目の開催。過去最も多い５８人が参加した。
今回は医療機関や社会福祉法人、一般企業など延岡市の１６社と学生をリモートでつないで交流。学生の多くは、食堂に設けた会場でノートパソコンを広げ、イヤホンやヘッドホンを着け、時折、笑顔を見せながら自身の疑問や、希望する働き方などを伝えていた。
コロナ禍前は、企業担当者と学生がオードブルを囲んで話し合う、まさにカフェ形式だったがコロナ禍で断念。それでも、参加した学生にはテイクアウト用に軽食や飲料等が振る舞われ、空き時間に頬張る姿もあった。
就職活動中という薬学部５年の松井晴さん（熊本県出身）は「熊本に戻るか、延岡や宮崎に残るか迷っていて、地元の人と直接話す機会がなかなかないので参加した。県外出身で延岡に就職した人の話を聞き、延岡の良さなどを聞くことができてよかった」と話した。
同大の��永仁キャリアサポートセンター長によると、大学にとっては先輩たちの声を聞くことで早いうちから、なりたい夢をしっかり持つという目的もあるといい、「早いうちから憧れや夢を持って、学生生活を過ごしてほしい」と期待した。