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コーナリングや障害物走破

本紙掲載日:2021-12-20
3面
消防団員を対象に行われたオフロードバイク取り扱い研修(県消防学校)

団員対象オフロードバイク研修会−県消防学校

 消防団員を対象としたオフロードバイクの取り扱い研修がこのほど、宮崎市の県消防学校であった。延岡市と日向市、門川町の消防団から計5人が参加し、乗車姿勢や加減速、コーナーリング、障害物の走破の要領などを実技を通じて学んだ。

 研修は、消防団の災害活動能力の向上を目的に2018年からスタート。今回から全国白バイ大会への出場経験や国際トライアルA級ライセンスを持つ講師を招くとともに、より中身が濃く、質の高い研修とするため受講人数を絞って実施した。

 研修を受けたのは延岡市消防団の佐藤祐太さん(34)、日向市消防団の荒井孝夫さん(60)と土田博基さん(53)、門川町消防団の添田正治さん(61)と松田卓也さん(33)。講師は元白バイ隊員の佐藤定明さん(67)が務めた。

 オフロードバイクは崩土やがれきなどで四輪自動車が通行できない災害現場で、情報収集や物資搬送などの活躍が期待される。佐藤さんは基本走行のほか悪路走行などを通し、走行中の正確なライン取りや体重移動などを指導していた。

 昨年発足した日向市消防団バイク隊に、林道を走るオフロードバイク仲間と入隊したという荒井さんは、「バイク歴は44年だが、講師に教わって勉強になる部分も多かった。学んだことを練習で磨きをかけ、生かしていきたい」と話していた。

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