高城さん（東京）最優秀−県企業局ロゴマーク

県内外５４４件から決定

　県企業局が公募していたロゴマーク案の表彰式が１９日、宮崎市の同局県電ホールであり、最優秀賞は東京都八王子市のフリーデザイナー高城豊さん（６１）が受賞した。また、都城市の山根綺良々さん（１７）＝都城工業高２年＝に奨励賞を贈った。

　企業局が実施している地域資源を活用した事業への県民の認識を高めることなどを目的に、７月にキャッチコピー「ひなたの恵みで新たな未来」を決め、ロゴマーク案を公募。県内外５４４件（うち高校生以下１６３件）の中から選んだ。

　表彰式では河野知事が２人に賞状と副賞目録を贈呈し、「決定した作品を元に、県企業局が県民への役割を果たすよう仕事をしていく。その大きなきっかけになる」とあいさつ。高城さんと山根さんが、それぞれ喜びの感想を語った。

　ロゴマークとなる最優秀作品について、高城さんは、企業局が行う水力発電による電気事業や細島工業団地に工業用水を供給する工業用水道事業、一ツ瀬川県民スポーツレクリエーション施設（ゴルフ場）を運営する地域振興事業をイメージ。「キャッチコピーである『ひなたの恵みで新たな未来』が、明るく元気になるようにデザインを考えた。県民のために企業局が行っている良い事業が広まっていくためのツールになればうれしい」などと話していた。

　応募作品の審査は、企業局経営委員会委員（１０人）で構成する選定委員会が行った。副賞として最優秀賞は１０万円、高校生以下が対象の奨励賞は図書カード１万円分が贈られた。