日向署管内、うそ電話詐欺相続く

門川町−７０代女性、１２０万円被害

　日向署は２３日、門川町内に住む７０代女性が、うそ電話詐欺（架空請求詐欺）の被害に遭い、現金１２０万円をだまし取られたと発表した。

　同署によると１９日、女性の携帯電話にサイト料金未納を知らせるショートメッセージが届いたため、記載されていた電話番号に電話したところ、ＮＴＴファイナンスサポートセンターの「サクライ」を名乗る男から「サイトに登録されています」「携帯電話機がウイルスに感染しています」「解約手数料を支払ってください」などと言われた。その後、個人データ協会の「ヤマシタ」と名乗る男や日本ネットワークセキュリティー協会の「マツムラ」を名乗る男から「あなたの携帯電話がウイルスに感染しています」「サイバー保険に加入してください」「解約後にお金は返還します」と言われた。

　女性は、１９〜２１日までの間に自宅近くのＡＴＭで、相手から指定された口座に振り込み、合計１２０万円をだまし取られた。


◆日向市の７０代女性−３０万円だまし取られる

　日向署は２２日、日向市内に住む７０代女性が、うそ電話詐欺（架空請求詐欺）で現金約３０万円をだまし取られたと発表した。

　同署によると、２０日、女性の携帯電話に信販会社からサイト料金未納をかたるショートメッセージが届いた。

　女性がメッセージに明記されていた電話番号に電話したところ、信販会社職員「クロカワ」を名乗る男から「サイトの未納料金が１年分あり、２９万９６００円を支払ってください」「救済措置として２８万５４６０円は返金します」などと言われた。

　さらに男から電話で「携帯電話はつないだままにしてＡＴＭに行ってください」と言われ、女性は同日午後５時ごろ、自宅近くのＡＴＭに行き、電話で指示を受けながらＡＴＭを操作して現金を送金した。