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にじいろ音楽会がまちに飛び出した

本紙掲載日:2021-12-24
6面

延岡で初のファミリーコンサート

 県北の特別支援学校で毎年開かれている「にじいろ音楽会」が学校を飛び出した。4、5日に延岡市のカルチャープラザのべおかで開かれた「にじいろファミリーコンサート」は、支援学校に通う児童生徒とその家族が一緒に音楽や物語を楽しんだ。

 旭化成ひむか文化財団と夕刊デイリー新聞社が主催する同音楽会は、学校行事の一環で開かれ、会場も音楽室など小規模のため保護者の参加が難しい。今回は、第20回全国障害者芸術・文化祭みやざき大会応援プログラムとして、家族で楽しんでもらうファミリーコンサートを延岡で初めて開催した。

 出演者は〃にじいろチーム〃の松浦真由美さん(ピアニスト)、香月保乃さん(ボーカル、ユーフォニアム奏者)、池田知聡さん(声優)、加古万里子さん(同)。11月に通常の音楽会を延岡しろやま支援学校と日向ひまわり支援学校で計6回実施後、大人も楽しめる音楽などを加えたプログラムで行った。

 会場は1階の多目的ホール。車いすやベッドのまま入場でき、移動もスムーズ。元気いっぱいの子どもは立ち上がり、音楽に合わせて踊るなど自由に楽しんでいた。


◆松浦真由美さんからのメッセージ
「小さなやさしいにじいろの花 まちの中にも咲かせていきたい」

 長年にわたり「にじいろ音楽会」を企画・出演しているピアニストの松浦真由美さん(日向市出身、東京都在住)のメッセージを紹介します。

 コロナ禍のため2020年はビデオでの「にじいろ音楽会」でした。「子どもたちの前でやっぱりライブで〃にじいろ〃をしたいね」がメンバーの声でした。

 それが11月、延岡しろやま支援学校と日向ひまわり支援学校で2年ぶりの開催。学年やクラス分けした6回の本番を一気に終えることができて、今ようやくほっとしています。

 出演メンバーが増え、バランスを含めたより良い音づくりを目指すと当然使用機材も増え、会場設営にはさらに時間が必要になります。朝早くから夜遅くまでスタッフと共にセッティングに協力してくださった先生方、本当にありがとうございました。

 今年のにじいろ音楽会はいかがでしたか。

 今回も、子どもたちが音楽をそれぞれに、そのまま受け取って、体も心も動いているのがこちらに跳ね返ってきました。このライブ感が〃にじいろ〃だなあ!と改めて感じました。

 O先生の「幸せな時間でした」のお言葉は私たちメンバーの気持ちそのままですよ。

 子どもたちが安心して楽しめる非日常のひととき、次回もぜひライブでお届けしたいと思います。

 また今年は、子どもたちが家族と一緒に参加できる「にじいろファミリーコンサート」を2日間にわたり開催しました。

 会場は、車いすやベッドのままゆっくり入れ、家族と一緒に日常のスタイルのまま参加してもらえるようにフラットなカルチャープラザのべおか多目的ホールにしました。

 好きな席を自由に選ぶことができます。福祉バスに乗り合わせて来てくれた日向の皆さんたちは最前列でしたね。

 それぞれの家族がこの日のために体調を整え、予定をやりくりし、連携を取りながら参加できたことの安堵(あんど)感が、ホール全体の空気を心地よく温めていた気がします。

 家族のそばでホールいっぱいの音楽を聴いている子どもたちを見ていると、胸が熱くなる思いがしました。

 こういう時間、こういう場所がこれからも当たり前のように続いていく街になりますように…。

 にじいろ音楽会は子どもたちのエネルギーに支えられ、旭化成ひむか文化財団や夕刊デイリー新聞社、宮崎県教育庁北部教育事務所などの方々に見守られ続けて33年になります。

 「生きること」に純粋に向かっている子どもたちの持つエネルギーは、私たちそれぞれが一つしか持っていない命を使いきることの大切さを感じさせてくれる気がします。

 これからも皆さんと一緒に小さな、やさしい〃にじいろの花〃を、まちの中にも咲かせていきたいですね。


◆FMのべおか特別番組「にじいろスペシャル音楽会」−25日から2日間放送

 FMのべおかは、11月の「にじいろ音楽会」と今月の「にじいろファミリーコンサート」を収録。その中から松浦真由美さんと香月保乃さんの演奏で構成する特別番組「にじいろスペシャル音楽会」を25、26日に放送する。55分間。

 松浦さんのメッセージ、声優の池田さんと加古さんによる曲の解説、会場の子どもと松浦さんによる即興のピアノ演奏も紹介。

【放送日時】
25日=午前9時、午後1時▽26日=午前9時、午後6時

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