測量、建設業の魅力伝える
本紙掲載日：2021-12-28
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延岡工高生へ、卒業生が講話
担い手不足を解消しようと建設業の魅力を伝える出前講座が２１日、県立延岡工業高校（安楽耕三校長、７１０人）であった。測量設計業、建設業、土木行政職の仕事についてをテーマに、同校ＯＢで会員企業などに勤める４人が土木科の２年生４０人に講話した。
このうち、測量設計業について話した島田設計コンサルタント（延岡市大貫町）の甲斐久嗣さんは、進歩する測量技術について解説。ドローンの普及により、従来の３Ｋ（きつい、危険、汚い）労働からクリエーティブな仕事に変わりつつあることなどを強調した。
続けて、国土交通省が発表した調査結果から、全国の測量士と測量士補計８１万人（１８年時点）のうち５７％が５０歳以上、４０代を含めると８７％を占めることなど、測量業界が直面する高齢化問題に言及。「裏を返せば若い世代にとってチャンスがあふれているということ。測量士の試験は難しいが、合格すれば全国どこでも通用するので頑張ってください」と激励した。
話を聞いた�盪蛎正韻気鵝複隠掘砲蓮峽�設業界はイメージよりもクリーンだと感じた。いろいろなことに挑戦して視野を広げたい」。山��蓮太さん（１７）は「高齢化が進む建設業界の力になれるよう勉強を頑張りたい」と話していた。
共催は、県測量設計業協会延岡支部（小澤修三支部長）、延岡地区建設業協会青年部（湯川守人部長）、県延岡土木事務所（横山義仁所長）。
甲斐さん以外の講師は次の通り。
永田義典さん＝太陽技術コンサルタント（松山町）▽日�眛牘�さん＝日新興業（本小路）▽眞田湧市さん（県延岡土木事務所）