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ごみ出し−ベトナム語版ルールブック作成

本紙掲載日:2021-12-30
3面
ベトナム語版のごみだしルールブックを作成した(右から)延岡星雲高の濱西さん、江夏さん、飯干さんとパシックの脇坂さん(左から)
ベトナム語版ルごみだしールブック

延岡星雲高3年生3人−企業などに利用呼び掛け

 外国籍の人にとっても住みやすい延岡市を目指そうと、延岡星雲高校の3年生3人が、同市の「ごみだしルールブック」ベトナム語版を作成した。ベトナム人や採用している企業等に利用を呼び掛けている。

 3人はフロンティア科の濱西菜々子さん、江夏はのかさん、飯干穂乃花さん。2年時、総合的な学習の時間に行う「探求」で海外をテーマに選んだ3人は、延岡に住む外国人の課題などについて調査した。

 調査の過程で、外国人向けに「日本語教室」を開催するなど支援を行うパシックの脇坂千恵さんにインタビュー。外国人を英語が話せると思いがちだが、英語ができる技能実習生は少ないこと。また、延岡市にはベトナム人が多く、海外に比べて日本はごみ出しのルールが細かく、ルールを知らずに近隣住民とトラブルになることもあることなどを教わった。

 市役所に尋ねると、「技能実習生は各事業所が採用する場合が多く市が把握しづらい」「行政としては予算が組めていないことなどから発行が難しい」「英語版のルールブックはあるものの、市内在住のALT(外国語指導助手)向けで、言語数を増やす計画がない」ことなどが分かった。

 そこで、作成を提案しようと計画。ただこの時は「作れるといいなという願望の方が強かった」(濱西さん)。大きく動いたのは、相談した教員の人脈で日本語が堪能なベトナム人女性とつながったこと。メールでやり取りし、膨大な量を丁寧に訳してくれた。市内の企業に勤めるベトナム人の協力もあった。市から提供を受けたルールブックのデータに、パソコン上でベトナム語を貼り付け、完成させた。

 提案すると活動を知った人から資金面の協力があった。3人は授業としての活動終了後も受験勉強と並行し、印刷業者とのやり取り、市内の企業に電話してニーズを確認するなど活動を続け、今年夏に約300部が完成。ベトナム人が働く企業等に届けたという。

 3人の元にはお礼の品や手紙、「助かります」といった言葉も届いたといい、「がむしゃらだったが人の役に立ったんだと実感した」と濱西さん。「外国人も延岡にとって重要な労働力。同じ延岡の住民として住みやすい街にして、助け合って生活していければ」と望んでいる。

 「時間がかかったし、大変なことが多かったが、『ほしい』『いります』の声を聞くなど人の役に立てたと実感できた活動だった」と飯干さん。江夏さんも「作れると思っていなかったので本当にうれしかった。社会に出る前にいい経験ができた」と満足顔。きっかけとなった脇坂さんは「外国人が英語を話す人ばかりではないと認識を持ってもらうため、軽い気持ちでの提案だった。高校生の声が届き、形になったのがうれしい。すごい」とねぎらった。

 ルールブックは現在も配布中。ベトナム人の勤務先の把握が難しいため「声を掛けてほしい」と呼び掛けている。問い合わせは延岡星雲高校(電話延岡31・2491)。

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