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「信頼に応えるため努力」

本紙掲載日:2022-02-01
2面
県警察学校で行われた初任科長期第83期生の卒業式(1月28日)

県警察学校初任科長期生

◆34人が卒業、県内各署に配置

 県警察学校(久米田勇二校長)の初任科卒業式は1月28日、宮崎市天満町の同校であり、長期第83期生34人(男性警察官24人、女性警察官10人)が警察官として本格的な第一歩を踏み出した。各警察署に配置され、交番勤務などを通して職務経験を積み重ねていく。

 卒業生を代表して岩下涼志さん(25)が久米田校長から卒業証書を受領。佐藤隆司本部長は「県内の治安情勢は予断を許さない現状。一日も早く一人前の警察官になり、貴重な戦力になることを待ち望んでいる」と期待した。

 続いて、久米田校長が「身に付けた警察官の基本の実践、積極的な姿勢、県民の立場に立った警察活動を推進してほしい」と式辞。総代の岩下さんは「警察官として県民の信頼に応えられるよう努力していくことを誓う」と答辞を述べた。

 卒業生は昨年4月1日付で採用され、寮生活をしながら憲法や刑法などの法学、実務に関する基礎教養のほか、柔道や剣道、逮捕術などの術科を修了。今後は職場実習生として交番勤務などを4カ月経験後、再入校し3カ月の教養を受ける。

 延岡市出身で宮崎南署に勤務する井本陽真さん(18)は「知識や体力はまだまだなので、自分の長所をさらに伸ばしていきたい」と抱負。美郷町出身で宮崎北署に配属となる緒方斗夢さん(19)は「まだまだ未熟だが、県民の安全を守れる警察官になりたい」と抱負を話していた。

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