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満開カンザクラをライトアップ

本紙掲載日:2022-02-15
3面
初めてライトアップされた行縢駅跡地のカンザクラ(14日、延岡市高野町)

少しでも癒やしに地元が企画−延岡市高野町

 延岡市高野町(甲斐幸一区長)は、地元の旧TR(高千穂鉄道)行縢駅跡地で満開を迎えたカンザクラを夜間も楽しんでもらおうと、ライトアップを始めた。

 同所に立つ2本のカンザクラは50年ほど前に地元の老人会が植栽したもので、毎年2月中旬から下旬に見頃を迎える。国道218号脇で車も止めやすいため、この時期になると、立ち寄って観賞を楽しむ人の姿が多く見られる。

 新型コロナウイルス感染拡大の閉塞(へいそく)感が続く中、「少しでも癒やしになれば」と地元の人たちが初めてライトアップを企画。11日からの連休に合わせて2基の投光器を設置し、日没時から午後9時ごろまで点灯している。

 カンザクラはソメイヨシノよりも開花が早く、葉に先立って下向きに花を付けるのが特徴。天候が回復した14日には、冬空に輝く月と夕闇に浮かび上がる満開の花との共演を楽しむことができた。

 甲斐区長は「夜桜もなかなか美しいので、多くの人に見てもらえれば」と期待。ライトアップは16日までの予定だが、「来る人が多ければ延長を検討します」という。

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